東京都は、台風19号の影響で奥多摩町にある小河内ダムの貯水量が今後増加するおそれがあるとして、11日午後2時から放流する水の量を増やすことにしています。
都によりますと、小河内ダムの貯水率は11日午前8時現在で88%に達しています。
放流する水の量は、雨量によって調整するということですが、都によりますと、12日午後10時ごろには発電用で放流している水と合わせて毎秒600トンになる見通しだとしています。
都は、東京と神奈川を流れる下流の多摩川の水位が上昇するおそれがあるとして、今後しばらくの間、多摩川に近づかないよう注意を呼びかけています。