韓国のチョ・グク法相が家族ぐるみの不透明な投資などの疑惑をめぐり自宅の強制捜査を受けた際に、担当検事と電話していたことが明らかになり批判が強まる中、チョ法相は「捜査への介入ではない」と改めて釈明しました。
韓国のチョ・グク法相をめぐっては家族ぐるみの不透明な投資などの疑惑で今月23日に自宅の強制捜査を受けた際に担当検事と電話していたことが26日に明らかになり、イ・ナギョン(李洛淵)首相が「残念で、適切ではない」と述べたほか、野党は「明白な職権乱用で法律違反だ。弾劾を推進する」と批判が強まっています。
これについてチョ法相は27日朝、出勤した際に庁舎前で記者団に対し「捜査に介入したのではなく、夫として妻の健康状態に配慮してほしいとお願いしたもので、人倫の問題だ」と改めて釈明しました。
27日に発表された「韓国ギャラップ」の最新の世論調査では、ムン・ジェイン(文在寅)大統領を「支持する」と答えた人が41%だったのに対して「支持しない」と答えた人は50%と上回っていて、チョ法相への批判がさらに高まれば任命を強行したムン大統領の政権運営にも大きな打撃となりそうです。