YAHOOニュース(chosun Online)7/19(金) 8:20配信
韓国銀行(中央銀行)は18日、金融通貨委員会を開き、基準金利を年1.75%から1.50%へと0.25%引き下げた。韓国の利下げは2016年6月(1.50%→1.25%)以来3年1カ月ぶりとなる。韓銀が利下げ局面で米国よりも先に利下げに踏み切るのは今回が初めてだ。
韓銀はまた、今年の経済成長率の予測値も今年4月に示した2.5%を0.3ポイント下方修正し、2.2%とした。韓銀の成長率予測値は世界的な金融危機直後の2009年(0.8%)以降で最も低い水準だ。韓国政府が今月初めに予想した数値(2.4-2.5%)だけでなく、市場予想(2.3%)も下回った。
韓銀は輸出と投資の不振で景気が悪化する中、日本による輸出規制も重なり、成長率が2%台前半の低成長にとどまると予想。少しでも早く利下げを実施し、景気浮揚に取り組むべきだと判断した。
韓銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は「今年上半期の輸出と投資が当初予想よりも不振で、今後も楽観できない状況だ」と述べた上で、特に「日本の輸出規制が日本経済に与える影響は小さいとは言えない」と利下げの背景を説明した。市場では今月末に米国が利下げを実施した場合、韓銀が追随利下げを行うという見方が多かった。
韓銀は来年の成長率についても、当初予想を0.1ポイント引き下げ、2.5%とした。