“全域避難指示” 出たらどうすれば? 専門家は | 親父と息子の口喧嘩

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ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

今回の記録的な大雨で、鹿児島市や霧島市などでは全域に避難指示が出ました。住んでいる自治体の全域が避難の対象になった場合、どう行動すればいいのか、専門家に聞きました。

 
「どこに行けば」「全市民が避難する場所?」不安や戸惑い

ツイッターには、住民とみられる人たちから「『全域に避難指示』ってどこに行けばいいの?市外に逃げるの?」、「全市民が避難する場所があるの?」といった不安や戸惑いの声が相次いで上がっています。

また会社で働いているとみられる人たちから、避難指示が出ている中、仕事を続けることに対する不満や不安を訴える投稿も目立っています。

 
専門家「“全域” すべての場所が危険ではない」

全域が避難の対象になった場合、どう行動すればいいのでしょうか。災害時の情報伝達に詳しい日本大学の中森広道教授は「全域といってもすべての場所が危険だというわけではないので、自治体が出しているハザードマップを見たり、自治会長などに聞いたりして、住んでいる地域の中で安全を確保できる場所に避難してほしい」と話しています。

 
企業の対応 職場にとどまらせる選択肢も

また企業の対応については、自宅が安全な場所にある従業員は早めに帰宅させ、自宅が災害のおそれがあるような場所や通勤の途中にう回路がないような場所に住んでいる従業員は職場にとどまらせるという選択肢もあると話しています。

 
「どこにいれば安全かを考えて行動を」

中森教授は「避難指示というのは、避難勧告より切迫感が高まった状況だ。自発的に情報を集めながら、今どこにいれば安全なのかを考えて避難行動につなげてほしい」と話しています。