公安調査庁は国際テロ組織の動向などをまとめ、大規模なイベントでのテロは組織にとって宣伝の機会になり得るとして、G20大阪サミットや東京オリンピック・パラリンピックなどを控え、安全確保に万全を期す必要があると指摘しています。
公安調査庁がまとめたことしの「国際テロリズム要覧」では、2005年にイギリスでサミットが開かれた際に同時多発テロが起きたことなどに触れ、大規模なイベントでテロを起こすことは組織にとって格好の宣伝の機会になり得るとしています。
そしてイベントに際しては、開催地以外の場所でも都市部を中心にテロに警戒する必要があるとしています。
そのうえで、今月末のG20大阪サミット、9月に開幕するラグビーワールドカップ、来年の東京オリンピック・パラリンピックなどを控え、安全確保に万全を期す必要があると指摘しています。
公安調査庁では「国際テロリズム要覧」をホームページで公表するなどして、注意を呼びかけていくことにしています。