NHK NEWS WEB2019年4月17日 23時51分
17日投票が行われたインドネシアの大統領選挙について地元メディアは、民間の調査機関などによる一部の開票所の集計結果を基に、現職のジョコ大統領が再選される見通しだと伝えました。選挙管理委員会はおよそ1か月後に公式の開票結果を発表する予定です。
任期満了に伴うインドネシアの大統領選挙は、2期目を目指す現職のジョコ大統領に軍の元最高幹部のプラボウォ氏が挑む構図となりました。
民間の複数の調査機関などが、それぞれ一部の開票所を抽出して行った票の集計結果によりますと、そのほとんどはジョコ大統領がプラボウォ氏を10ポイント近くリードしています。
地元メディアはこうしたデータを基に、現職のジョコ大統領が再選される見通しだと伝えました。
ジョコ大統領は日本時間の午後7時すぎに会見し、選挙管理委員会の発表を待つ方針を示して勝利宣言を避けました。
ただ同時に「兄弟姉妹としてもう一度まとまろう」と選挙後の団結を国民に呼びかけ、勝利への自信もにじませました。
一方、プラボウォ氏は支持者を前に演説し、陣営独自の調査でみずからが大幅にリードしていると訴えたうえで、当選が確実になったと主張しました。
インドネシアの選挙管理委員会は来月22日に公式の開票結果を発表する予定です。