中国の月面探査機 月の裏側で探査車分離し調査開始 | 親父と息子の口喧嘩

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ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

NHK NEWS WEB 2019年1月4日 6時06分

 

世界で初めて月の裏側への着陸に成功した中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は、3日夜、搭載していた探査車を分離して月面に降ろし、地質構造や資源などの調査を始めました。

 

中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は3日午前、世界で初めて月の裏側に着陸することに成功しました。

 

国営の中国中央テレビによりますと、これに続いて「嫦娥4号」は3日夜、搭載していた探査車を分離して月面に降ろしたということです。

 

現地からの画像では、「玉兎2号」と名付けられた探査車が、月面に車輪の跡を残して走行する様子が写っていて、月の裏側の地質構造や資源などの調査を始めました。

 

月は、常に同じ面を地球に向けており、地球から見えない裏側について詳しいことは分かっていません。裏側には、およそ46億年前に月が誕生したころの状態がそのまま残っているとみられていて、探査を通じて、月の成り立ちの解明につながる可能性があると期待されています。

 

また太陽の光が常に当たらない場所があり、人類が宇宙空間で長期間滞在するために必要な水が氷の状態で蓄えられていると考えられていて、氷の存在などが確認されるのかも注目されています。

 

世界の宇宙開発をリードする「宇宙強国」の仲間入りを目指す中国は、将来的には月の有人探査や月面基地の建設にも意欲を示していて、月での探査を加速させていく姿勢を見せています。