YOMIURI ONLINE 2018年12月12日 11時10分
11日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は2営業日ぶりに下落し、前日比53・02ドル安の2万4370・24ドルだった。この日の変動幅は570ドルを超え、乱高下する展開となった。
米国と中国が今後の貿易協議の進め方を協議したことなどが好感され、上げ幅は一時、360ドルを超える場面もあった。しかし、トランプ米大統領が11日の米議会野党・民主党幹部との会談で、メキシコとの国境に壁を建設する予算を議会が認めない場合、政府機関の閉鎖を辞さない考えを強調したため、与野党の協議の先行きを警戒した売り注文が膨らんだ。
情報技術(IT)企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は、11・31ポイント高の7031・83だった。