NHK NEWS WEB 2018年10月19日 12時49分
大阪府は、府立高校などの入学試験の願書について、性的マイノリティーの生徒への配慮から、性別を記入する欄を廃止することを決めました。
大阪府は、性別を記入することに抵抗を感じる性的マイノリティーの人たちへの配慮から、府に提出されるさまざまな申請や届け出などの書類から性別を記入する欄を廃止できないか、順次、検討を進めています。
大阪府教育庁は、こうした配慮に加え、入学試験に性別は必要な情報ではないことから、府立の高校や支援学校の願書の性別を記入する欄を廃止することを決めました。
一方、願書とともに高校に提出する、中学校での成績などを記した調査書の性別を記入する欄は残しますが、中学校の教員が作成するため生徒の負担にはつながらないとしています。
大阪府は、来年の2月、3月に行われる入学試験から、性別を記入する欄を廃止した願書を使うことにしています。
文科省「全国の状況は不明」
文部科学省の初等中等教育局児童生徒課は「入学試験の願書の性別欄の取り扱いについては、網羅的には把握していないので、全国的な状況はわからない」と話しています。
親父「この国で生きていくのも、だんだん厄介になっていくなあ。
ところで、姓名の記入はどうなるの。
『名』で戸籍上の男女の別が分かるんじゃないの。」