YOMIURI ONLINE 2018年09月23日 13時23分
秋田県潟上市天王で7月、夫から家庭内暴力を受けた妻が死亡した傷害致死事件で、妻の畠山ツメ子さん(68)は死に至る暴行を受ける直前、それまでの度重なる暴行によって食事を取るのも困難な状態となっていた可能性があることが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警は家庭内暴力に至った背景を調べている。
県警の調べによると、ツメ子さんは春頃から、夫で自称無職の畠山秀春容疑者(68)に断続的に暴行を受け、身体的苦痛やストレスなどで衰弱していた可能性がある。畠山容疑者は「3月頃から暴行していた」と供述。逮捕前には親族に、夫婦間のトラブルをきっかけに暴力を振るうようになったという趣旨の話をしていた。ツメ子さんの遺体には全身にあざが残っていたという。
県警は21日、畠山容疑者を傷害致死容疑で秋田地検に送検した。