NHK NEWS WEB 2018年8月16日 3時18分
活発な前線の影響で、岩手県や秋田県など東北地方に発達した雨雲がかかり、局地的に非常に激しい雨が降っています。半日で200ミリを超える雨が降ったところがあるなど大雨になっていて、土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重な警戒が必要です。
気象庁によりますと、東北付近にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み前線の活動が活発になっていて、岩手県や秋田県を中心に発達した雨雲がかかり、山形県でも雨が強まっています。
午前2時半までの1時間には、山形県鶴岡市鼠ヶ関で39ミリの激しい雨が降りました。
このほか、午前0時までの1時間に、岩手県九戸村に自治体が設置した雨量計で51ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、秋田県北秋田市阿仁では午前3時までの12時間に219.5ミリの雨が降り、平年の8月1か月分に達する大雨となっています。
これまでの雨で、土砂災害の危険性が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。発表されているのは岩手県の久慈市や二戸市、八幡平市など、秋田県の北秋田市、鹿角市など青森県の田子町などです。