親父と息子の口喧嘩(米韓演習に「理解」…北の狙いは文在寅政権への“貸し”?) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「米軍が例年規模で実施するとした米韓合同軍事演習について、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は既に訪朝した韓国特使に「理解する」と表明している。繰り返し強硬に非難し、中止を要求してきた演習をあっさり認めた狙いは何か(産経ニュ-ス2018.3.16 19:42更新)。」

 

親父「 『平昌五輪のために延期した合同演習を例年水準で進めることを理解する』。

金委員長は5日に平壌で会談した韓国特使の鄭義溶大統領府国家安保室長にこう伝えた。

大統領府などによると、鄭氏が『演習の中断や再延期は不可能だ』という韓国政府の立場を説明しようとしたところ、話し終わらないうちに金委員長は、演習への理解を示し、南北首脳会談開催など合意事項について語り始めたという(同上)。」

 

親父「金委員長は、韓国に派遣した高官らを通じて韓国の独断では演習を動かせない現実を十分理解していた。

演習にこだわり、南北対話をこじらせるより、『度量の大きさ』を示して“貸し”を作り、文在寅政権を抱き込み続ける方が米国の軍事的圧迫をかわすのに得策だと判断したようだ(同上)。」

 

親父「金委員長は『朝鮮半島情勢が安定局面に入れば、演習が調整されるものと期待する』とも続けた。今後、トランプ米大統領との直接会談で、平和協定の締結など体制保証に向けたもっと大きな成果を手にしようという布石とも読める。

党機関紙、労働新聞は14日、在韓米軍の駐留費問題に絡み、論評で『南朝鮮(韓国)人民が願うのは朝鮮半島の平和と安全を危うくする米軍の無条件撤収だ』と主張した。

韓国内では左派勢力を中心に、演習の縮小や米戦略兵器の展開中止を望む声も根強い。

米韓の微妙な温度差に乗じ、今後の南北首脳会談や米朝首脳会談を優位に進めようとする思惑ものぞく(同上)。」