親父と息子の口喧嘩(アインシュタイン理論の修正が必要か 暗黒物質の分布を調査) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「国立天文台などの研究チームは、宇宙空間を満たしているとされながら直接見ることのできない謎の暗黒物質=ダークマターの量を調べたところ、アインシュタインの一般相対性理論をもとに予測された値よりも少なかったと発表した。

アインシュタインのこの理論は宇宙が膨張するスピードを説明する基本となるもので、研究グループでは今後、さらに観測範囲を広げ、理論を修正する必要がないか調べたいとしているそうだ(NHK NEWS WEB 2月27日 17時47分) 。」

 

親父「宇宙全体の4分の1を占めるとされる謎の暗黒物質=ダークマターは、光を発しないため直接見ることはできないが、質量があることから、重力を発生させ銀河系の形成や宇宙の膨張のスピードに影響を与えていると考えられている。

国立天文台の宮崎聡准教授らの研究チームは、ハワイにある「すばる望遠鏡」の特殊なカメラで、地球から見える宇宙の0.4%に当たる範囲で暗黒物質がどのように分布しているのかを調べた(同上)。」

 

親父「その結果、暗黒物質が特にたくさん集まっているとみられる場所が65か所見つかった。

これは、宇宙が膨張するスピードを説明する基本となっているアインシュタインの一般相対性理論に基づく予測に比べ、2割ほど少ない数だということだ。

宇宙は膨張し、そのスピードは速くなっているとされるが、暗黒物質の集まった場所が少ないことは、膨張のスピードがアインシュタインの理論をもとにした予測よりも速く物質がなかなか集まれなかった可能性を示すということだ。

研究チームは今後、さらに観測範囲を広げ、理論を修正する必要がないか調べることにしている。

宮崎准教授は『宇宙を膨張させる力の正体や、アインシュタインの理論に修正の必要がないかわかってくると期待している』と話している(同上)。」