親父と息子の口喧嘩(中性子星の合体で重力波 米欧が初検出 日本も追跡観測で貢献) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「非常に重い中性子星という星が合体して生じた重力波を初めて検出したと米欧の観測チームが16日、発表した。

日本など各国が望遠鏡で追跡観測し、金などの重い元素はこの合体現象で生まれた可能性が高いことを突き止めた。重力波と光の両方で天体を捉えたのは世界初で、天文学の新時代を開く画期的な成果だそうだ(産経ニュ-ス2017.10.16 23:00更新)。」

 

親父「米国の観測施設「LIGO」(ライゴ)と欧州の観測施設「VIRGO」(バーゴ)の両チームは8月17日、地球から約1億3千万光年離れた場所から届いた重力波を検出。波形の分析から中性子星同士の合体で生じた重力波と分かったそうだ(同上)。」

 

親父「連絡を受けた日米欧などは、合体後に放出された光を多くの望遠鏡で一斉に観測し、重力波の発生源となった天体を光で捉えることに初めて成功したそうだ。

米ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡などで明るさの変化を分析した。

その結果、宇宙のどこで生まれたのか分かっていない金や白金などの重い元素が、中性子星の合体現場で生まれたとする理論と観測データがほぼ一致したそうだ。

宇宙の謎や物質の進化を探る上で重要な発見で、日本チームは東京大や名古屋大なども貢献した(同上)。」

 

親父「『重力波』は、アインシュタインが「一般相対性理論」に基づいて、今から100年ほど前にその存在を予言した。

「一般相対性理論」では、すべての質量のある物体は周りの空間を歪め、そこを流れる時間の速さも変わるとされている。

重力波は、そうした物体が動いた際に時間と空間の歪みが波となって光の速さで伝わる現象だ(NHK NEWS WEB10月17日 9時03分) 。」

 

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親父「中性子星とは、ほとんど中性子からなる星のことだ。

直径は10キロメートル 程度だが、1立方センチメートルの質量は1千万トン以上になる、という化け物だ。

中性子星は恒星の超新星爆発によって形成される。」

 

親父「非常に重い中性子星の合体で放出された重力波を初めて検出した米欧チームの発表から一夜明けた17日午前、光を捉える望遠鏡で追跡観測した国立天文台などの研究者が東京都内で会見し『これから天文学の豊かな世界が広がる』などと意義を語った。

日本の観測チームを統括する国立天文台の吉田道利ハワイ観測所長はインターネット電話で会見に参加し『ガリレオが望遠鏡で月を見て以降、現代まで天文学が進歩した。同じように重力波を使いこれから天文学が発展する』と強調したそうだ(産経ニュ-ス2017.10.17 12:44更新)。」

 

親父「重力波でこれまで観測されたのは光を飲み込むブラックホールの合体で、望遠鏡では捉えられない天体現象だった。これに対し中性子星の合体は光も放出するため、今回は日米欧など世界の約70チームが望遠鏡を使って観測に挑戦した。

日本チームは米ハワイにある国立天文台のすばる望遠鏡などで可視光と赤外線を捉え、明るさの変化を分析した。金などの重い元素が中性子星の合体によって作られたとする理論を裏付ける観測データを得たそうだ(同上)。」