親父と息子の口喧嘩(金正恩氏が本格挑発に踏み出さないわけ…)  | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「北朝鮮は、日米韓が核実験などを警戒してきた朝鮮人民軍創建85年の25日にも砲撃訓練を除いて本格挑発に踏み切らなかった。金正恩朝鮮労働党委員長は、超大国の米国相手に瀬戸際の外交戦を演じた経験がなく、トランプ米大統領が軍事行動を決断するレッドラインを読みあぐねているようだ。・・産経ニュ-ス(2017.4.25 22:08更新)に載ったソウルの桜井紀雄氏の記事だ。

確かに一理あるな。

今までの米政権、特にオバマ前政権の無為無策、放置政策が金正恩をここまで付け上がらせたのだよ。

確かに正恩さんは、未知のトランプさんへの対応を戸惑っている。

しかし、国内的な面子もあるだろう。

核実験の代わりに火力演習でお茶を濁すわけにもいかないんじゃないかな。

近々核実験を強行せざるを得ないな。」

 

 

息子 「もしアメリカ側が、何もせずこのまま空母や原潜などを引き戻すことがあったなら、『アメリカはただ金正恩に振り回されただけ』、というイメージにもなるだろうね。

 

トランプ氏にとっても、悩ましいところだ。アメリカの伝統芸である、挑発をして相手から手を出させる、手を出したことにする、を行う段階にきている気もするな。」

 

ニュース画像

 

親父「アメリカと北朝鮮のチキンレ-ス。

一体、誰が止めるの。

一本、筋が抜けたような習近平さんではとても無理。

プ-チンさんは蚊帳の外。

安倍さんしか居ないでしょうが。

頼んますよ、安倍首相。」

 

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親父「ところで、航空自衛隊は26日、那覇基地所属のF15戦闘機2機と米海軍の原子力空母カール・ビンソンが艦載しているF18戦闘攻撃機2機が、沖縄本島東方の太平洋上空で共同訓練を行うと発表したそうだ(産経ニュ-ス2017.4.26 11:45更新)。

カール・ビンソンは何を待っているのだろうかね。

何故、今更、沖縄沖辺りで暇つぶしをしているのかね。」

 

 

息子 「何を待っているかって?核実験かICBM発射実験以外の何を待っているのか。

 

北朝鮮がそのレッドラインを越えてこない限り、アメリカ側からの先制攻撃はないだろうからね。」

 

親父「北朝鮮は、25日の朝鮮人民軍創設85年にあわせ、金正恩朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、軍創設以来、最大規模の攻撃訓練を行ったと発表し、合同軍事演習を行っている米韓への威嚇を続けているようだな(NHK NEWS WEB 4月26日 11時31分)。

北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」には多数の写真も掲載され、海岸に数キロにわたって並んだ300門余りの長距離砲が一斉に砲撃して、砲口から炎を吹き出している様子や、砲撃目標の島に着弾し煙に覆われた様子などがわかるそうだ。

このほか、潜水艦による魚雷での攻撃訓練や航空機による爆撃の訓練なども行われ、『建軍史上、最大規模だ』と自賛しているようだな。

成る程、自国民に対する申開きは、これで済ましたことにしようとしているのだな。

とすると、核実験は来月まで延期というわけか。」

 

 

息子 「うーん、どうだろうかね。来月(5月9日)には、韓国大統領選挙が予定されている。アメリカは、その期日までに何か手を打ちたいと考えているなら、わからないねぇ。

 

アメリカ側も、ここまで各国に根回しをしておいて、このまま手ぶらで帰る訳にはいかないということもある。

 

ちなみに米韓軍事演習は、今月末までだそうだ。

 

親父「トランプさんにしても、金正恩さんにしても、はっきり言えば真ともな人たちではない。

こんなマッドマンたちのチキンレ-スに私たちは付き合いたくない。

それに加えて、本来ならば、仲裁に入らなければならないはずの習近平さんも反応の鈍い常人以下の人物だ。

よりによって、こんな人達が世界を動かしているとは、身の毛のよだつ思いだ。

私たちは不幸な時代に生きているな。

嘆かわしい限りだ。」

 

親父「私の言いたいことは、簡単だ。

金正恩は子供と同じだ。

彼はアメリカに相手をしてくれと駄々を捏ねているのだよ。

その悲鳴を聞き流して、対等の大人扱いをするから話がややこしくなる。

とにかく、トランプさんと金正恩さんが電話会談をすればよいのだよ。

そうすれば、必ず展望は開けるさ。

もう、殴り合いしかないと皆で焚き付けるから話はややこしくなる。

両方共振り上げた拳の下げどころ探っているのさ。」