親父と息子の口喧嘩(またも習近平氏に辞任求める書簡) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「『 中国共産党員を名乗り、習近平国家主席の辞任を求める公開書簡が米国の中国語サイトに1日までに投稿された(産経ニュ-ス・2016.4.1)。』そうだ。

どうも、きな臭くなってきたな。これ二度目だな。


『新たな書簡は3月29日にニュースサイト「明鏡新聞網」系のブログに掲載された。「171人の中国共産党員」を名乗る投稿者が自分ですぐに削除したもようだが、ネット上で一気に拡散した。』とのことだ。

党内の不満も高まっているようだし、何時爆発するか、なんだか不気味な様相を呈してきたな。」


息子 「抑えがきかなくなっているのは明白だね。鄧小平以降、市場経済を導入して国民を食わせていくことが出来て、なんとか共産党独裁体制を維持することができていた。
それがとうとう経済が傾いてきた。シナの人々にとっては、食わせてくれないのに独裁下に甘んじる必要がまったく無いからね。元々すごいパワーを持っている人々なので、政権転覆の方向に標準が合ったなら、一気に動く可能性がある。
共産党後は、言語分布に沿っていくつかの国に分かれるという予測もあるけども、混乱は最小限になるといいねぇ。」


親父「去年の年末にも、『中国国営通信が大失態、誤植で習主席の「辞任」報じる』という『事件』があったが、これも勘ぐれば意図的と言えないこともない。
AFP( 2015年12月8日)によれば、『中国の国営通信社・中国新聞社(China News Service)が、習近平(Xi Jinping)国家主席の辞任を示唆する誤植をめぐり、従業員4人を停職処分にした』というものだ。
その内容は、『中国新聞社の従業員が、似た発音の漢字2字を取り違え、演説という意味の「致辞」とすべきところを「辞職」と書いてしまったのだという。』ことだ。
他愛もないといえば、それまでのことだが、こう連続すると、来るべき大乱を予兆しているような気もしてくるな。」



息子 「その辺りと関係があるかわからないが、先日たった2時間だけだがグーグルの規制が解除されて使えるようになったらしい。今やネットなどから入る情報を完全に遮断はできない。そして、人はそんなに弱くない。

昔、ブルガリアで働いていた時に、同僚から聞いた話を思い出した。共産主義時代下でも、ラジオで西側の放送を聞くのが楽しみだったそうだ。当然そういうことは共産党政府から禁じられていたが、若者はなんとか合わせたラジオから漏れるビートルズの音楽を楽しんでいたそうだ。今のシナでもたくさんの人が自由諸国の情報を得ているはずだ。」


親父「そのとおり。13億人の耳を完全に塞ぎ、目を覆うことなど今の中共ごときにできる技ではない。
もう破綻は目の前だ。
今回の投稿の原文は消されているらしいが、内容は既に世界中に拡散している。
タイトルは、『辞任』と書いてしまったが、原文はそんな生易しいものではなかったぞ。
『習近平同志の党内外の一切の職務を直ちに取り上げ罷免せよ。』という超過激な要求だ。
この公開状の執筆者は、171名の忠実な中国共産党員と自称している。
公開状の掲げる習近平の「罪名」は、「個人崇拝」、「法治の実施を破壊しての個人の独裁」、
「国内の人民の生活を顧みない」、「軍に災難と変乱をもたらした」、「私生活が爛れている」等を含んでいる。
そして、8千数万党員の1人1票の選挙で総書記、党中央、党代表を実現しなければならないとして、8千数万党員の民主的権利は永遠に剥奪することはできないと宣言している。」



息子 「それは、相当な覚悟で書いたものだねぇ。”軍に災難・・・”とあるので、ひょっとすると人民解放軍関連から出てるのかもね。
ここで望まれているように民主主義で一人一票となると、一党独裁ではなくなるだろうね。よって、共産党員は8千万人もいなくなることになるね。その前に国が割れるだろうけど。。」


親父「桜チャンネルの討論会での石平さんの言によると、中共は習近平の首を差し出して延命を図る可能性もあるとのことだ。
習さんは外交、経済全ての面で失敗しているものね。
全権力を一手に掌握した彼が責任を取る以外に途はない。
汚職摘発と騒ぎ立てたおかげで、彼は全党員を敵に回した。
裸の王様は、孤立無援だ。
これからが見ものだね。」


息子 「ただ、識者や新聞記事でも習近平が着々と軍の掌握を進めている、という話もあるね。人民解放軍内に”ロケット軍”等を新設し、主要ポストに自分側の就けているとも。どちらが正しいのだろうか。両方の意見・情報があるのに、片方だけを無視するのは危ない気もする。どうだろうか?」

親父「だから外見的には、習さんは自分の地位を着々と固めているように見える。
なにしろ、中国の国家主席、中国共産党の総書記、中央軍事委員会の主席様なんだからな。
石平さんが言うには、後で全責任を彼に負わせるために、周りがどうぞどうぞと責任ある職責を押し付けたんだそうだ。
それが事実かどうかは分からないが、私もそんな気がする。
もっとも、習近平氏が生き延びて、中共自体を道連れにして、転けてくれたら、私は『共倒れ万歳』を三唱するつもりだ。」



息子 「そうなると、習近平が少しでも内外に弱腰を見せたりするとフルシチョフのようにスケープゴートにされ失脚し、共産党政権はしばらく続く可能性があるということか。親父としては、ある程度頑張ってもらって、共倒れのゴルバチョフになってほしいということかな。
どちらのパターンとしても、休暇中や外遊中などに動きがある可能性があるねぇ。注視していかないとね。」


親父「習さんは、念願の第二の毛沢東には成れないにしても、どうやら第二のゴルバチョフには成れそうだな。
お願いだから、賞味期限がとうに切れた中共とともに歴史の片隅に消えていってください。
老骨に鞭打って、その最期見届けて進ぜよう。」



息子 「まぁ、親父のような世の中の中共嫌いには、その動向が励みにはなっているのかな。そういう意味では有意義な存在かもなぁ。(^^)」

親父「1951年5月3日、アメリカ上院の軍事外交合同委員会で、ダグラス・マッカーサー元帥は、『アメリカが過去100年に太平洋で犯した最大の政治的過ちは、共産主義者が支那において勢力を増大して行くのを黙過してしまったことである』と証言している。
彼がまだ生きていたら、支那の現状を見て、どんな感想を漏らすだろうね。
興味があるな。」