「甲状腺エコー検査@我孫子」
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昨年11月8日のことになってしまいますが
当会が運営団体となり「関東子ども健康調査支援基金」の協力を得て
我孫子で初めて甲状腺エコー検査を開催しました。
わずか3時間ほどでしたが、65名の方々が受診されました。
少し予定より遅れてしまってお待たせしたにもかかわらず
皆さん静かに順番を待っていてくださってありがたかったです。

この日のために協力を申し出てくださった皆さんが、
事前準備から当日まで本当に素晴らしい働きをしてくれて感激しました。
基金の共同代表の方々、田中優美子先生(筑波大付属病院)、
常総生協の皆さんのご尽力にも感謝です。
※先生も含め全員ボランティアで協力してくださっています。
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受診された皆さんには
甲状腺エコー検査や血液検査、放射能対策についてのアンケートを実施しました。
市民の声を我孫子市に、市長に届けたい。
11月半ば過ぎから市内で催される「市政ふれあい懇談会」までに要望書を出そう!
それにアンケート結果を添えよう!ということで行いました。

アンケートから浮かび上がったのは、
事故後4年経っても続く、放射能由来の健康影響への不安、
そしてそれらの不安を少しでも払拭するために
健康状態を見守る制度を多くの方が望んでいる事でした。

エコー検査の日は奇しくも我孫子市議選挙戦スタートの日。
雨の中、検査会場の前の道路を選挙カーが何台か通過していました。
私たちの活動はどれだけの候補者の目に届いていたのでしょうか?

待っていてもどうやらあまり関心はもってもらえないので
市にも市議の皆さんにも市役所の方にもがんがん伝えに行かねばならないんだな、と
この頃改めて感じていました。

初期被ばくをしたという事実からの不安、
その後も汚染地に住み続けている事に不安を持ち続けている市民は少なくないと思います。