私のやりたいことは、ずっと変わっていません。
🌟 子どもたちが、自分の未来をわくわく迎えられること
🌟 誰もが、ありのままの自分を受け入れて幸せに生きられること
そのために、私は「アート(美術)」というツールを使い続けています。
「大人になりたくない」という声の正体
教育現場で43年間、数えきれないほどの生徒たちと向き合ってきました。
その中で、時折こんな声を耳にすることがありました。
「大人になりたくない」 「結婚なんてしない」
その背景には、「未来は暗いから、なるべくリスクを避けたい」という、
どこか冷めたような、不安を避けるための感覚があるように
思えてなりませんでした。
コロナ禍を経て私たちの価値観は一変し、
AIの台頭によって社会の姿はさらに加速して変わろうとしています。
「見えない世界」を映し出す方法
どんなに目に見える世界が激変しても、
人にはもうひとつ、大切な「見えない世界」があります。
鏡に映るのは外見だけ。
けれどその奥には、思考、感情、精神性、
そして豊かな創造性が眠っています。
それを外側にそっと取り出し、
形にする方法のひとつが、アートなのだと思うのです。
「表現」には、本来、正解も不正解もありません。
「上手・下手」というものさしも、
本当はあとから誰かが作った価値観にすぎないのかもしれません。
例えば、子どもが自由に描いた絵を見て、
大人はついこう言います。
「上手に描けたね!」
もちろん、100%の善意です。
けれど、この何気ない一言が、
子どもの中の「楽しく描く」を「
うまく描く(評価されるように描く)」にすり替えてしまうこともあるのです。
好奇心が育つには「たっぷりとした時間」が必要
好奇心の研究者、ウェンディ・オストロフ博士はこう語っています。
「子どもは本来、自ら『知りたい』『やってみたい』という力を持っている。
その好奇心を育むには、大人の介入がなく、
自分のやり方で探求できるたっぷりと使える時間が必要だ」と。
今の時代に必要なのは、最短ルートで正解を出す力だけではありません。
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感じること
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想像すること
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試してみること
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自分なりに表現してみること
これこそが、私が大切にしている「造形活動」の本質なのです。
不安を抱えたままでも、進んでいける
未来が見えにくく、不安を感じることもあるでしょう。
けれど、アートのような表現活動には、
言葉にならない思いを感じ取り、
自分の内側とつながり直す力があります。
たとえ不安を抱えたままでも、
自分の感覚を見失わずに進んでいけること。
日常のあちこちに、小さな「わくわく」を自分で発見できること。
変化の激しい時代だからこそ、
そんな「表現することの源」を、
子どもたち、そして私たち大人も
取り戻していく必要があると感じています。
