親の介護について…長いので興味のない方はスルーしてくださいね。
一月ぶりに実家に帰りました。
詳しく言うと36日目です。
ここ十数年母が亡くなってから毎週父の元に帰っていました。
でも先月私の中でプチッと何かが切れて
もう父の顔を見たくなくなったし、自分の親への孝行は
存分に果たしたと思いました。
父が亡くなるまで後悔のないようにと
頑張ってきましたが、がんばったのは私だけじゃなくて
家族の協力があってここまできたのです。
私も人間ですもの、たとえ親への思い、愛情、感謝など
命が終わらなくてもどこかで終わっていいのだと思ってしまいました。
これは一緒に住んでいないから言えるのであって
兄のように同じ敷地に住んでいたら嫌でも逃げられません。
世話をし続けなくてはいけません。
今は兄が一番大変なので兄を助けるために父の介護の手伝いを
しているといっても過言ではありません。
私の父は一世紀近くを生きてきました。
今も頭はしっかりとしている方だと思います。
でも考え方が親が一番偉くて、それは年老いても普遍で
人の世話になっていようが自分の意のまま思ったとおり
したいことは人を服従させてでもやってのけてしまう強い意志の
持ち主です。
命令される周りのものはたまったものではありません。
母も苦労して早く亡くなりました。
今なら母の苦労をわかってあげて話を聞いてあげられたのに
当時は何の役にも立たない娘でした。
兄は今も一生懸命やっていると思いますが
父の思う何分の一もできていないので(父が要求するものが
ひとかどのヘルパーさんでも難しい)私に兄のことを良く言いません。
私が親の横で毎晩寝てくれる息子なんていないよ、感謝しないとあかんよと
諭すのですが、ありがたみがわかっていないようです。
もちろん感謝の一言も誰にもありません。
私は一晩泊まっただけで根を上げました。
頻繁に起きて無理難題をいう夜は鬼と化した親との格闘です。
昼間は賢い人なのにベッドに横たわると人格が変わって
どこにそのエネルギーがあるのかあれしろこれしろと命令し
こちらが参って無視したりいう事を聞かないと
朝まで根に持って拗ねるのです。
それが病気なのかボケなのか私には全くわかりません。
全くボケて誰もがこれが病気なのですと断言してもらえたら
こちらもそれなりに対処できるのですが、ただのわがままなら
腹が立つし情けないしやりきれなくなってしまうのです。
そして一月、兄家族には悪かったけれど実家のことを忘れて生活しました。
その間に父の誕生日があったので近くのお店からお寿司を届けてもらい、
その礼の電話で私が普通に会話ができたので帰ることにしました。
父は私が長く来なかったことには触れないので
私が何故怒っていたのか、帰らなかったのかわかっていないようです。
それかバツが悪くて知らん振りをしているのかもしれません。
全然懲りていないようです。
でも兄嫁が今までよりは用事をしてくれるようになったみたいで
兄夫婦に変化ができたことは良かったみたいです。
実家のことは娘が頻繁に帰って親の世話をすると
兄嫁はそれが当たり前のように思ってすべて私に任せてしまっていたのですが
兄を通してそれは違うでしょう~そちらの問題でしょうとやんわり言ったことが
今回進歩だったみたいです。
先日また部屋で転んで顔をテレビにぶつけて
歯を何本か折り入れ歯が使えなくなりました。
新しい入れ歯ができるまで(通院もしないで入れ歯を作る方も大変でしょうね)
刻み食を持ってきてもらうことになりました。
お皿がはずれない一体化されたプレートに魚や野菜、漬物などが刻まれて入っています。
これとおかゆを今は不自由な左手だけで食べているのですが、洗いながら
少しやるせなくなりました。
蓋には「笑顔をありがとう」と書かれていて
老いていく親に対して腹を立てた自分が恥ずかしくなりました。
また情けなくて腹が立って同じことを繰り返す返すかもしれないけれど
自分の老い方も学ばせてもらった今回の事件でした。
刻み食をおいしいと食べてくれる父に感謝しないければ~
こんなん食べられん!と言われたらまた一苦労だわ…。

