陣痛と、ひと休みを繰り返しながら、出産を待っている真夜中
救急車のサイレンが近づいてきました。
産婦人科医院のお隣の部屋が、急にものものしくなり
異様な雰囲気に包まれました。
アコーディオンカーテンの向こうで、何が起こっているのかと
ドキドキしていると、低い話し声の合間に、小さな心音が聞こえました。
検査の時に何度も聞いた、赤ちゃんの心音。
良かった、と思う間もなく
ドクターの声が聞こえ、その瞬間、、、大きな悲鳴が響きました。
まさか、そんなことが?!
息をつめるようにしていると
しばらくして、人が何度か出入りする気配があり
聞こえてきたのは、お経でした。
何ということが起こるのでしょう。
見知らぬお母さんが、どうかどうか気力を取り戻せますようにと
祈るばかり。。。
早産だったのでしょうか、、、少し前まで命があった赤ちゃんが
今はもう、生きていないことがショックで
それでも起こって来る陣痛の中で
この子は無事に生まれるだろうかと
神様 どうかお見守りください、と祈り
震えるような気持ちで一晩を過ごしました。
次の日の、太陽が一番高い頃 娘は無事に誕生して
元気に成長してくれています。
あのときのお母さん、お元気で、笑顔でいらっしゃればいいなと
時折、思い出します。
命があるということは、ほんとうに奇跡だと思うのです。
いつどうなるか、計り知れない中で
楽しんで、自分らしく幸せになるために

愛を分かち合うために、今ここにいることを忘れないで
大切に一瞬一瞬を生きたいと思います。いつも、見守ってくださっている、全ての存在に感謝して。

ありがとうございます。