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中国が台湾周辺に軍用機をどんどん侵攻させて、私たちが住む東アジア全体の緊張が高まっていますが、そんな中でアメリカの大手マスメディアから

大スクープが飛び出しました。

 

アメリカのWSJ(ウォールストリートジャーナル)は、今月7日、アメリカの特殊部隊と海兵隊が昨年から台湾に入り、少なくとも1年以上台湾軍と共同訓練を行っていたことを明らかにしました

又、アメリカ軍が一昨年から台湾に司令部を置いて、本格的にアメリカ軍を駐留させていることも明らかにしています。

 

 

 

 

 

日本にはアメリカ軍が在日米軍として、陸海空軍とも駐留していますが、海空はともかくとして、台湾にアメリカ陸軍はしっかり基盤を置いて、台湾軍と共同で台湾を守っていることが明らかにされたということです。

 

このWSJの報道に対して、アメリカのオースティン国防長官は報道内容を否定せず、アメリカ特殊部隊の台湾軍との共同訓練を今まで公にしてこなかったことを認めています。

 

 

 

 

 

要するに、中国が台湾の防空識別圏に頻繁に侵入するようになった今、アメリカ政府は台湾に強く軍事的に関与していたことを公表するタイミングであると判断し、WSJを通じて明らかにしたということです。

 

それだけ、

中国が台湾を軍事攻撃する時期が本当に迫っているとアメリカが判断した、いうことです。

 

アメリカの特殊部隊というのは、敵国のトップを暗殺する専門部隊とかいくつかあるようですが、台湾に派遣されて台湾兵と共同訓練しているのはゲリラ戦を専門とする部隊のようです。

 

台湾の呉外務大臣は、オーストラリアに訪問して現地のインタビューでこのように述べています。

 

「もし中国が台湾を攻撃したら、中国軍も膨大な損害を被ることになる」

 

 

 

ちょっと前までの台湾は、アメリカから最新兵器を購入していたものの、戦争の実感がないために、本当の戦闘となった場合、まともに軍隊が機能しないのではないか、という懸念の声があったのは事実です。

 

しかし、実戦経験豊富なアメリカ軍の特殊部隊や海兵隊から指導を受けて、今では台湾軍もしっかり対中国への準備が整ったようです。

 

その覚悟と自信が呉外務大臣のインタビューにも感じられます。

 

単純に中国と台湾の軍事力だけを比較すると、中国の方が圧倒的に有利であるのは、世界のだれが見ても明らかです。

 

しかし、台湾には絶対に中国の侵入を阻止するのだ!という強い覚悟があり、又、アメリカを筆頭に日本も含めた民主主義国家が、台湾を支援しているのです。

 

こうなると今まで武力を行使してでも台湾を統一すると強気の発言を繰り返していた習近平も、発言が変わってきます。

 

今月9日、習近平は北京で演説を行いましたが、「台湾との

『再統一』は平和的な手段

によって追及する」と発言しています。

そして、台湾に対して「どんな手段を講じてでも自由と民主的な生活様式を守る」と約束しています。

 

 

 

 

 

習近平の約束など、今さら当てにする人など皆無なのは、今の香港を見れば明らかですが、従来の「武力を持ってでも絶対に台湾統一を実現するのだ!」という習近平の発言とは大きく異なっているのです。

 

 

 

 

岸田新政権は対中政策に関しては従来の政権よりも厳しい姿勢を打ち出していると思いますが、岸田首相は相変わらず「中国政府との対話を継続していく」と発言しています。

 

 

 

中国に進出している日本企業がまだまだ多く、日本経済の中国に依存している部分もまだまだ多いので、中国政府と継続して対話していかなければならないという総理大臣の立場も理解できます。

 

しかし、彼ら中国共産党との対話が本当に有効なものなのか?

対話するにしても対話の内容を改めて考えるべきなのではないのかな?

このように私は思います。