農作物を食い荒らすシカやイノシシの捕獲に農業の現場は必死です。
せっかく育てた作物を害獣に荒らされたのでは元もこうもありません。
しかし、苦労して捕獲した害獣であるシカやイノシシの肉はあまり流通していないのが現状です。
7月28日の日本農業新聞によりますと2017年に捕獲したシカとイノシシの総数は112万700頭とのこと。
ところがジビエとして食材として利用される率はほんの僅かです。
たったの8%の利用率に留まります。
大方が捨てられているようです。
農水省はジビエの利用拡大に向けて情報共有できるシステムの構築に乗り出しました。
捕獲者や処理加工施設と飲食店が、どこで何を捕えて、どこで加工され、今どの食材がどこにどれだけあるか? が理解できれば、害獣として捕獲したシカやイノシシのジビエとしての利用が進むことになります。
害獣対策は日本の農業推進への大きな課題の一つです。
農水省に頑張っていただきたいですね。