7月25日の日本農業新聞の一面トップは「豚コレラ3県に拡大」という見出しで、豚コレラが中部地区で拡大を続けている状況を報じています。

今、中国では豚コレラと共に「アフリカ豚コレラ」が拡大しています。

国土が広く、衛生管理も日本よりも杜撰な中国ですからアフリカ豚コレラが急速に蔓延し極めて深刻な事態に至っています。

中国全体の豚の飼育頭数が20%も減少するほどです。

 

日本でも豚コレラの拡大を何とか阻止せねばなりません。

 

幸いなことに豚コレラには豚に注射するワクチンがあります。

一方、アフリカ豚コレラには未だワクチンが開発されていません。

だから万が一アフリカ豚コレラが発生すると日本でも大変な事態になります。

 

日本農業新聞には豚畜産農家さんのご意見が報じられています。

 

「一刻も早く豚コレラのワクチンを豚に注射することを許可してもらいたい!」

 

飼っている豚の1頭でも豚コレラに感染すると全頭殺処分なのですから当然と言えば当然の声ですよね!

たまに全頭殺処分の画像をTVが報じることがありますが、あれは残酷だし見ていてツラいものです。

どんなに畜産農家さんがコレラ感染防止に努めても、感染したイノシシが餌を求めて野山から人里まで下りて来るのですから防止策にも限界があります。

農水省の早急な判断が求められるところです。