ではセスナに乗り込みます。
我々夫婦は、これが人生で最初で最後のダイブになるであろうと、気合いを入れて専属カメラマンさんもお願いしてます。
インストラクターが手に付けているGoProでも撮ってくれるのですが、それとは別にオプションでカメラマンさんを付けました。
なので、我々夫婦2人のために合計4人のスタッフが乗り込みます。
今回は体験のタンデムダイバーが3人
(我々夫婦と若い台湾人男子)
それと、プロっぽい雰囲気の人々が5-6人。
かなりぎゅうぎゅう状態。
みんなが足開き体操座りでセスナに乗ってる様子は、まさに映画で見る
「今から特殊任務を遂行する!!」
って感じ
セスナのドアはお風呂の蓋みたいな蛇腹でプラスチックみたいなやつ。
もしセスナが大揺れして、ガンっと風呂蓋仕様ドアに思いっきり身体ぶつかったら、ドアぶち破って落ちそうだ…。
セスナは巡回しながら高度を上げていくと、モヤの向こうに富士山が見えました!
さらに高度を上げるとモヤもなくなって、くっきりと富士山見えましたー!
その様子はまさにミッションインポッシブル。
今から秘密任務で某国の領地に降り立つのね。
で、いよいよ私の番です。
私、不思議なまでに全く緊張しておりません。
もっと心臓バクバクするかと思っていたけど、全くの平常心。
無の状態です。
もうね、考えるヒマなんてないの。
後ろからインストラクターに押し出されるから私になんの選択権もないし。
(夫は1番最後だったから、自分の妻が飛行機から飛び出し、次に台湾人男子が飛び出し、を見ていたからめちゃくちゃ緊張したらしい。)
ガッチリとインストラクターと固定されているので、今自分は機内に座っているのか、すでに外に出ているのかもわかりません。
専属カメラマンさんがセスナの壁にへばり付いて撮影してくれます。
セスナ動いてるわけで、
この時点ですでにすごい圧。
強風にさらされて、一体自分が何処にいるのかもわからない。
カメラマンさんが先にダイブ。
その後すぐに我々もダイブ!!
身1つでどうやって動きコントロールしてるんだろ?
自由自在に私の近くに来たり、離れたりするのよ。
たるんだ皮膚が頭蓋骨に張り付いていて、唇は押されてペッチャンコになってて、もう生きてる人間の顔じゃない(笑)
ちなみに若い台湾人男子が画像チェックしてるの見たら、彼はピチピチ肌だから、Gを跳ね返す弾力があるようで、こんなに恐ろしい顔じゃなかった…。
約1分のフリーフォールの後、大きいパラシュートが開き、勢いでバシューーーーンと上に飛び上がり、あとはゆっくり降りてくるだけ。
キリモミ走行してくれたり、グルグル回ってくれたり、広大な景色見ながらの空中散歩は最高!!
パラシュートが開くと、カメラマンさんは先に降りて、私が降りて来るところを撮影してくれます。
無事帰還。
身体ガクガクで自力で立ち上がれませんでした。
いやーーー
ホントにスカイダイビングやっちゃったよーー!!!
私の個人的な感想ですが、
高度高すぎると全く恐怖感はないです。
数十mという高さのバンジージャンプの方がよっぽど怖いと思う。
それと、バンジーは自分の意思で飛ばないといけないけど、スカイダイビングは自分の意思なんてもんは全くなくて、気がついたら押し出されて飛んでます。
あれ、自分のタイミングでどうぞって言われたら無理だけど、マジで押し出されるから自分にはなんの選択権もない。
スキューバダイビングで船からバックロールで飛び出すときのほうがよっぽど緊張してるわ。
ただひたすら落下していくので、ジェットコースターみたいなグワングワン感も感じないし、遊園地のフリーフォールは下からの突き上げなくシュンっと落ちるからグワン感あるけど、それもないから、遊園地絶叫マシーンより怖くないかも。
パラシュート開くまで約1分、上空3800mから1500mまで、平均時速約160kmのフリーフォール。
パラシュート開いてからは約4分
とにかく凄い体験させていただきました。