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最高殊勲夫人

いやぁ~痛快コメディね☆☆☆
若尾さんや、丹阿弥谷さんのコメディエンヌぶりの素敵さ☆☆☆☆☆☆
船越英二さんの、気弱な旦那様(笑)☆☆☆
増村監督のテンポ感☆☆☆

なによりも、川口浩さんのイケメン具合と、ラスト近くのプローポーズの素敵さ☆☆☆かっこよさにしびれつつ、結婚式がまた素敵なのの♪♪♪


解説
週刊明星に連載中の源氏鶏太の同名小説を、「完全な遊戯」の白坂依志夫が脚色、「親不孝通り」の増村保造が監督した喜劇。撮影も「親不孝通り」の村井博。

ストーリー
結婚披露のカクテル・パーティ、新郎は三原二郎、新婦は野々宮梨子である。二人は、三原一郎・野々宮桃子に続いて同じ家の同じ兄妹同士の結婚なのだ。三原商事の営業部長対秘書の恋愛結婚が二度繰返されたのだ。ところで、現在三原家には大島商事に勤務している三郎、野々宮家には短大を卒業した杏子が残っている。桃子はこの二人を結ばせ、トリプルプレイを狙っていた。三郎と杏子は、お互いに恋人があることを宣言、絶対に結婚しないことを誓った。三郎は大島商事社長令嬢の富士子からプロポーズされていたが、杏子には恋人などいなかった。彼女は早速恋人を見つけねばならなかった。桃子の願いを聞き入れ、杏子は三原商事の社長秘書に就職した。たちまち、宇野・野村という若い社員が彼女の後を追い始めた。テレビのプロデューサーで、富士子の兄の武久も、杏子にイカれてしまった。武久は、停年になった杏子の父の就職先まで探し出してきた。宇野には豊子という恋人がいたが、彼女は杏子に宇野を横取りしないよう頼んだ。杏子は承知した。宇野も杏子を諦らめ、豊子と元のサヤにおさまった。杏子と野村を加えた四人は、社長夫婦に仲人を頼みに行った。この時、杏子に首ったけらしい野村を見た桃子は、一郎に野村を北海道へ転勤させるよう命じた。恐妻家の一郎は従わざるを得なかった。杏子からこのことを聞いた三郎は考えた。社長の細君が社内の人事にまで口を出すようでは三原商事も危いと。自分が乗り出さなくては駄目だと。野村と武久からプロポーズされた杏子は、本当は三郎が好きなのだと気づいた。三郎にしてもそれは同じことだった。二人はロカビリー喫茶の騒音の中で、大声を出して愛を告白し合った。野村を転勤させないこと、会社のことには口出ししないこと、の二つの条件を桃子が承諾したので、三郎は三原商事に入社し杏子と結婚することにした。トリプルプレイに成功した桃子も満足げだった。

スタッフ
監督
増村保造
脚色
白坂依志夫
原作
源氏鶏太
企画
藤井浩明
製作
武田一義
撮影
村井博
美術
下河原友雄
音楽
塚原晢夫
録音
渡辺利一
照明
米山勇
キャスト

若尾文子→野々宮杏子
宮口精二→野々宮林太郎
滝花久子→野々宮杉子
亀山精博→野々宮楢雄
川口浩→三原三郎
丹阿弥谷津子→三原桃子
船越英二→三原一郎
近藤美恵子→三原梨子
北原義郎→三原二郎
柳沢真一→大島武久
金田一敦子→大島富士子
東山千栄子→大島千代子
八潮悠子→ポン吉
小林勝彦→宇野
野口啓二→野内
三宅川和子→岩崎豊子
市田ひろみ→舟橋邦子
小山慶子→夏木久子
三角八郎→大島商事の若い社員
金沢義彦→大島商事の給仕
水木麗子→女給・あけみ
夏木章→テレビプロデュサー
藤巻公義→テレビ・フロア・マネージャー
渡辺鉄弥→テレビ主演俳優
伊達正→テレビ俳優A
湊秀一→テレビ俳優B
本山雅子→テレビ俳優C
島田裕二→テレビライター
中根勇→テレビ演出部員
米沢富士雄→眼鏡の社員
小山内淳→ぎょろ目の社員
高村栄一→大平化学社長
渡辺久雄→経理部員A
井上信彦→経理部員B
村上文二→経理部員C
三島愛子→宿の女中
杉森麟→書道の先生
松村若代→あんみつ屋のおばさん
小笠原まり子→ロカビリーの少女
高田宗彦→ロカビリーの司会者
飛田喜佐夫→井上
山口健→結婚式場の進行係
潮万太郎→演説するひげの紳士

作品データ
原題The Most Valuable Madam
製作年1959年
制作国日本
上映時間95分