新潟と言えば追い込みも無視できません。
オーバースペック
父プリサイスエンド(エンドスウィープ系)
母オーミチェリッシュ
母父キャプテンスティーヴ(ダマスカス系)
母母父ダイナガリバー(ノーザンテースト系)
父プリサイスエンド産駒はほぼダート。下級条件なら芝もこなす程度。エンドスウィープ系だがサミング~プリンスジョンの血も入りスタミナある。母父キャプテンスティーヴもほぼダートの、オーバースペックはダート血統。
オーバースペックは初戦、東京1600mで血統では説明のつかない素晴らしい脚を見せた。アオる様なスタートから後方待機。
直線では断然の一番人気、サトノクロノスが好位から抜け出そうと回転を上げた時、オーバースペックは大外に出して追い込み。上がりの3Fは11.8-11.4-11.4。残り300mから他馬が止まっているかの様な斬れ味。ゴールまでサトノクロノスが加速している中、サトノクロノスに勝るとも劣らない加速で伸び3着。
2戦目は福島1800m。あれほどの走りを見せても三番人気。地味な血統と鞍上岩部なら妥当か。今度は完全に出遅れ、後方につける。1000m通過時、前がやりあっていたのもあるが、馬群から4馬身も遅れて追走。直線入り口では馬群に取りつき大外に回る。
そこからの斬れ味強烈。福島の短い直線、後方からごぼう抜き。ラスト100mは完全に届かない位置から交わしてゴール。
スタートはかなり下手だが、長く良い脚を使える。跳びが大きく長い直線向きと思えるが、実際は一瞬の脚を活かす内回りや小回りがベストなのかも。まんま、3歳で活躍しているメートルダール。人気でも勝ちきれず3着が多い、人気なら蹴飛ばして良いタイプ。ダートでとんでもなく化けるかも。
グリトニル
父ナカヤマフェスタ(ステイゴールド系)
母ファーストサイト
母父メジロライアン(ノーザンテースト系)
母母父ウッドマン(ウッドマン系)
グリトニルはかなりシブイ血統。ナカヤマフェスタはステイゴールド産駒らしく、古馬になり一気に本格化。G1では未連対だったがメトロポリタンS(東京2400m)を勝ってその勢いのまま宝塚記念(阪神2200m)も勝利。更に凱旋門賞(ロンシャン2400m)も惜しい2着。素晴らしい成長力を見せたが種牡馬としてはステイゴールド×リボー系と少し重いか。母父はメジロライアン。スピード&瞬発力の競馬に傾倒し過ぎる日本に潰されたと言っても過言ではないが、素晴らしい種牡馬。サンデーサイレンスやオペラハウス、欧米のトップクラスを切れない斧で叩き切った、産経大阪杯トーホウドリームの勇姿を何も言わずに見て欲しい、合掌。
かなりの底力タイプ、少なくとも初戦から狙える素軽さは血統からは伺えない。デビューは新潟1600m。ボコッとゲートを出て、最後方から鞍上が押して内の15番手。内で待機し直線を待つ。
スローペースで推移し、直線は横一列の追い比べ。グリトニルは馬群の中で外に出す期を窺う。動けず外に出したのはラスト300m。そこからエンジンを掛けラスト200mの追い込み。小気味良いピッチ走法であっという間に全馬交わし去ってゴール。
まさに同父系のドリームジャーニーを彷彿とさせる小気味良いフットワークと末脚。軽さを微塵も感じない血統で初戦勝ちは見事だし、直線は恐らく300m位しか脚を使えなかった中での差しきり。能力さえあればここも通過点で、本格化すれば、この一瞬の脚を活かして父のように宝塚記念を制することも可能。この先ベストは一瞬の脚を活かせる内回りコースになるかもだが、新潟の長い直線でも注目したい。