コマノインパルス
父バゴ(ブラッシンググルーム系)
母コマノアクラ
母父フジキセキ(サンデーサイレンス系)
母母父リアルシャダイ(ロベルト系)



コマノインパルスの父はバゴ。パリ大賞典(ロンシャン2000m)や凱旋門賞(ロンシャン2400m)を勝った名馬。タップダンスシチーも出走していた凱旋門賞。中団馬群の中で折り合い、直線は皮膚と皮膚とが擦れ合う様な競り合いを制し、完全に抜け出していたチェリーミックスをゴール前差しきった。

バゴはナシュワン×ヌレイエフと日本の硬質な馬場には合わない印象。事実、産駒は札幌函館コース、洋芝での勝率複勝率が高い。凱旋門賞を勝っているとスタミナ豊富、長い直線での追い比べに強いイメージあるが、産駒の新潟芝コースでの勝率は僅か1.3%。同じローカルの函館芝コースは12%もあるのに。

高速馬場が合わない(と思われる)バゴの成績を支えているのは洋芝適性、馬群を縫う、間隙を突く、コーナーリング等の小回り適性だと言うことが分かる。ビッグウィークの様なG1で通用する本格派は一握りで、産駒のほとんどは先程述べたタイプだと推察出来る。

コマノインパルスの母系、3代母にエリザベス女王杯(当時京都2400m)を制したリンデンリリーがいる。母父は小脚が使えるフジキセキ。



コマノインパルスは初戦(東京2000m)勝ち。1枠1番から無難なスタートを切ると先行。ペースが極端に遅く手綱を引っ張りっきりになるが程なく折り合う。前半1000m64.6秒、その後も13秒台が続く超スローペースで最後の決め脚勝負に。

内に進路を取り、追い出されると即座に反応。逃げ馬を一瞬で抜き去り、そこからはジリジリと伸びて、追い込んできたブリッツシュラークを上がり33.8秒の末脚でクビ差凌ぎきった。



クビ差勝ちと派手さは無いが、直線での反応と一瞬の脚は見事。極端に言えばずっとチンタラ歩いてきて、「行けっ」と言われてすぐ脚を使えるのだからそれも能力。そして、前半で述べた話と絡ませてみる。そう言うヨーイドンの競馬が苦手で、長くいい脚を使えないから新潟芝コースでは勝ちきれない訳で、逆にそう言った競馬で勝ち上がったのは能力ある証拠だし、中山替わりは歓迎のはずである。

立ち回りが上手く、一瞬の脚がある、中山でこその脚質。勝ち方地味で勝ち時計も遅く、人気の盲点になる可能性は高い。コマノインパルスが広いコース→狭いコースで穴になるか?今回は様子見でもいいだろう。しかし次にその馬券術が使えるのは2月~3月の東京開催の後。記憶力がインパルスの方は今回勝負して欲しい。自分は脳ミソがインパルスなので今回勝負です!

んで、インパルスって何?(笑)






アルミューテン
父スクリーンヒーロー(ロベルト系)
母デラセーラ
母父マライアズモン(レイズアネイティヴ系)
母母父アフリート(ミスタープロスペクター系)



アルミューテンの父スクリーンヒーローはスピードの勝ったロベルト系。ダートもそれなりこなすが、一流馬は芝向き。マイル王から中距離の王へと向かうモーリス、父の様に一気に上昇し、G1を制したゴールドアクター。一流馬はスローペースのG1でも通用する瞬発力を持ち合わせているが、本来の長所はロベルト系らしく長く力強い脚。

アルミューテンの祖母は桜花賞馬プリモディーネ。プリモディーネは芝で斬れたが母系はダート
っ気が強い。



初戦(中山1800m)は強いの一言。スタートから楽に先手を主張し、スローペースに落とす。レースの上がり=本馬の上がり3Fは11.7-11.7-11.3の34.7秒。加速していく様な末脚で後続を千切り捨てた。鞍上の勝浦も絶賛していた。

2戦目はアイビーS(東京1800m)。スタートは出負け。乗り替わった福永は無理をせず後方に控える。スローペースに業を煮やしたデムーロが道中捲りを打って逃げたが、ペースは上がらず直線の瞬発力勝負。直線は伸びてはいるが、後方で脚を溜めたのにも関わらず上がり3Fは34.4秒。伸びきれずに7着。


前へ行っても上がり34.7秒、後ろで溜めても上がり34.4秒。スパッと斬れる脚は無いようで後ろから行っても全く持ち味活きないタイプの様だ。勝った中山に戻るのもいいし、アイビーSで負けた福永からは乗り替わりだろう。瞬発力に秀で乗りやすいタイプの馬なら福永でもいいが、彼に本馬は合わない。出来れば初戦勝った勝浦に戻れば。

逃げか番手辺りから運べれば、初戦の様に長くいい脚で完封出来る。内枠が望ましいが、2戦目で出負け。中団より外の枠なら出負けしても挽回出来るので、そちらの方が馬券には絡みやすい。

アイビーSでは見せ場無しだが今回は巻き返して、何かと入り用になる年末に向けて…………僕を助けてください(笑)






◎ゴールドアクター 4着
○トーセンバジル 11着
▲ディーマジェスティ 13着
△ビッシュ 16着
△ナイトフラワー 12着




土曜日は早目の忘年会。開店ダッシュ、17時に入店。いつもの面子が集まり、「とりあえずビール」と注文する。早い時間で視界良好だった店内に、炭火の匂いと煙が立ち込めてくる。串に刺さった鶏肉と焼いたネギの香ばしさを噛み締めながらビールを喉に流し込む。鳥軟骨の「コリッコリッ」とした食感を楽しみつつ再度ビールを流し込む。そんな事を数度繰り返すと程なくいい感じに。芋焼酎のボトルを空けた所で店を出る。

「寒い寒い」と言いながら二次会へ。二次会では店の女の子にちょっかいを出す友人を横目に見つつ、顔に似合わずミスチルなどを歌ってみる。歌うと尚更酒がまわり、あっと言う間に閉店お開き。二日酔いを覚悟し床についた。



起きると10時、意外と普通。いつもの様にグリーンチャンネルをつけると東京3レース。出走馬を見ると5番の牝馬。名前がなんと「なもかもね」

はっ?と思われる方が大多数だろう。「なもかもね」は秋田弁で「どうしようもない、何も手が無い」と言う意味だ。まさか競馬で秋田弁を聞くとは思わなかった。何故か嬉しい気持ちになったが、どうしようもないと言う意味。手詰まり感が溢れている。

レースを見ると「なもかもね」は最後方。相当芝コースは馬場が悪いのか、ほとんどの馬は内を避け外に進路を取る。「なもかもね」は皆が避けた内に潜り込むが伸びきれない。まさに名は体を表す、見事な負けっぷりの「なもかもね」3レースを見ると内を避ける様な馬場状態。思った以上に悪い馬場でジャパンカップ予想、迷いながら昼を迎えた。



本命のゴールドアクターは+8㎏。重いようには見えない。馬体を見てもさっぱり分からないのでどっちでも良い。ワンアンドオンリーが元気一杯なので複勝をちょこっと買い足す。

レース直前、外国馬がゲート入りを嫌がり、先に入ったゴールドアクターがかなり待たされる。出遅れなければいいなと思いつつ見てるとファンファーレが鳴りゲートが開く。

ゴールドアクターはまずまずのスタートを切る。いつもの好位を取り、折り合う。取り敢えず一安心。目立った動きとしてはムーア&リアルスティールがまさかの先行策。勝負師が勝ちに来ている。

道中は一番人気のキタサンブラックが速い様な遅い様な絶妙なペースで逃げる。ゴールドアクターは最内4番手。このままだと詰まるんじゃ?と思って見てると4コーナー手前からペースが上がり直線へ。

直線へ入るとキタサンブラックの直後からスムーズに追い出し。しかしいつもの伸び脚が見られない。バテてはいないが鋭い伸びも無い。キタサンブラックは残り300mから更に伸び、安全圏へ。キタサンブラックに潰されたのか、好位勢は伸びず。大外からサウンズオブアースが2着、シュヴァルグランが3着へ飛び込んだ。



今回のジャパンカップはキタサンブラックの強さのみが浮き彫りになったレースとなった。良馬場でもこの様な力が必要な馬場でも強い。4コーナーで後続は皆、手が動いていたのにキタサンブラックは楽な手応え。そのままスピードに乗って直線伸び、ラスト300mから二の脚で加速。本当に強かった。

ゴールドアクターは間隔が空いたのが影響したのか、プラス体重が影響したのか伸びずバテず。東京が駄目って事はないと思うが、昨年アルゼンチン共和国杯(東京2500m)を勝った時程の力強い伸び脚が見られなかった。ジャパンカップを叩いて有馬記念(中山2500m)で再度期待したい。



本命のゴールドアクターはまずまず頑張ったが、対抗、単穴、連下は見せ場すら無し。レース後呆然としたまま、

「なもかもねな……」


と、呟いたのは言うまでもない。