大分のマネーバランスドクター&行政書士の阿部豊志です。
今年もあと一週間となりました。
お世話になった方々、ご支援していただいた皆様、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
さて、今回のテーマは【保険の契約内容を確認しましょう】についてです。
■保険の契約内容を確認しましょう
自分の加入している保険の内容を把握できていますか?
また、親や家族の保険の内容も把握できていますか?
保険の内容として、
・契約者
・被保険者
・受取人
・保障内容
・保険金額
・保険料
・保険期間
等を確認しましょう。
〇受取人が死亡した人のままになっていないか、別れた配偶者になっていないか
すぐに他の人に変更しましょう。
〇保険の内容が加入目的と一致しているか
若い時に加入した保険のままで現在の必要保障額に合っていないことがあります。
例)入院5日目から給付等となっている保険は、短期の入院が増えており条件に合っていないケース
例)がんでは通院で抗がん剤治療を行うケースも増えており、入院のみ保険金が支払う保険では条件に合っていないケース
例)受け取る死亡保険金額を勘違いしている。
定期付終身保険に加入しているが、本人は死亡時3000万円保険金が支払われると思っているケース。
実際は、60歳以降の保険金は300万円だった。
また、認知症や本人が病気やケガで意思表示できない場合は保険金請求ができなくなる場合があります。
保険金請求は基本受取人本人しかできません。この場合は、後見制度を利用して後見人に保険金請求をしないといけなくなります。
そうならないために、このような場合の保険の手続きに備えた制度があります。
① 指定代理請求制度
本人が請求できない特別な事情がある場合に、あらかじめ指定した家族などが代わって保険金を請求できる制度です。
対象範囲:配偶者や3親等内の親族が一般的ですが、近年は事実婚や同性パートナーを認める保険会社も増えています。
② 契約者代理人制度
住所変更や契約内容の変更、解約などの手続きをあらかじめ指定した代理人が行える制度です。
③ 委任状による手続き
こちらは意思表示ができる場合ですが、事前の登録がない場合でも、本人の意思確認書類と委任状を用意することで、代理人が手続き可能なケースがあります。
物価が上がってきて、支出が増えた来ているのに、収入が物価上昇より増えていない方もいらっしゃいます。
今後のライフプランを見直して、資産形成も考えながら長期的に必要な保障額を確認し、今の保険内容を見直して自分に合った保険内容にしてみませんか?
折角加入している保険です。年末年始に自分のライフプランを検討しましょう。
不明な点はご相談ください。
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