『電気信号と病』あべせつ
感情を内に秘め、我慢する人はガンなどの内蔵系の病になりやすく、感情を爆発させる人は脳卒中系の病になりやすいという。
考えるに人の脳の活動は電気信号により行われている。つまりは人体は生きている限り常に放電している状態にあるわけだ。
たとえばオーラと言われるものがある。
「人体から発する霊的エネルギー」などと説明されているが、私は単に放電エネルギーの強弱が感知されているに過ぎないと思っている。
話は戻るが、我慢する人はなぜ内臓系の病になりやすいのか?
喜怒哀楽を始めとして、感情が大きく動くときには、通常リアクションを伴う。
「腹を抱えて笑う」や「怒髪天を衝く」などの言葉にも、それが現れている。
ではなぜリアクションを起こすのか?
大きく感情が動くときは、脳内でも電気活動が活発になり、相当量のエネルギーが発生していると思われる。
これを人体の動作により放電(または解放)させないと、蓄積は許容量を超えてあふれかえり、行き場を失ったエネルギーは体内全般の細胞を攻撃するのではないかと考えた。
そして限界に達すると、その個人の脆弱な部分が破壊され、修復が間に合わず発症してしまうというわけである。
では逆に、感情を爆発させる人は、どうであろう。
こちらは放電しているのであるが、させすぎになるのである。言わばショートしている状態と言える。ショートすれば血管も破裂しようというものだ。
健康でいようと思うならば、何事もほどほどに。
思いつめるのが一番よくない。過放電して人体の休まるひまがない。
たまには何もかも忘れてリラックスするのが大事なのは、こうしたベータ波をアルファ波にしてあげることが大事だからだと考える。