樹木医相談で一番多いのがこれです。

松の葉が赤くなる。

枯れてしまうのか?

松の葉枯れ病です。

長野県林業総合センターのミニ技術情報が簡単にまとめられています。

松の葉枯れ病にはいくつか種類があります。

 赤斑葉枯病(秋)

 すす葉枯病(初夏)

 葉ふるい病(夏)

 葉さび病(春)

いずれも葉が枯れて、黄色~赤色に変色します。

原因は、強度選定によって、松自体が弱っていること。

しかしながら、庭木は剪定しないと大変な事になるので仕方ない部分もあります。

「肥料をやったらどうか」聞かれることがあります。

身体の弱った年寄りに焼く肉を食わすようなもの、まずは安静と消化の良い食べ物。

人間も樹木も一緒です。

もう一つの原因は、病原菌が身近にあること。

落葉に病原菌がいますので、放置していると、これが病気の宿主になります。

落ち葉をかき集めて、焼くなり捨てるなどしてください。

落ち葉の整理はしても、病原菌はどこにでもいます。

殺菌剤のが有効です。

感染初期、および伝染時期に銅水和剤(キノンドー水和剤40、ドウグリン水和剤 )を散布

することが有効です。

どうでも心配な時は樹木医に相談してください。