その録音が、シモンさんが
「長清」を弾くきっかけになった
という汪鐸先生
だいぶ前
うちの先生のところを
訪ねてこられたことがあるそうで
「吟猱は、痒いところをじっくり
かくように。これは汪鐸先生から
教わりました」と、先生の口から
しばしば名前を耳にしていました
痒いところをかくように…は
先生にとって、
目を見開かされ
かつ、とても納得のいく
教えだったようです
昨年、先生が中国を訪れた際、
残念ながら会えず。しかし
先生のことを覚えていてくれて
「琴士は酒とたばこを嗜むべし」と
伝言があったとか(笑)。
先生はいたく喜んでいました
というわけで、私の中で汪鐸先生は
おもしろい人という位置づけ
汪鐸先生の演奏は
YouTubeに
あまり出ておらず
あってもスチール弦のためか
音が荒削りな印象でした
シモンさんの「長清」の
清らかな響きを耳にし
「あれっ」と思いまして
ようやくあれこれ聴いて
います
絹弦で奏でている
アルバム「白雪」は最高
(長清も入っています)
聴いているうちに
自分も弾いてみたい、
自分だったらここはこんなふうに
弾きたい…と
インスピレーションを
かき立てられます
とかく完璧を重視しがちな
息苦しい現代の琴にあって、
得がたい琴韻だと思います
