爛柯行 | 絹弦の古琴

絹弦の古琴

日本で古琴を習ってます

先日の琴会には、中国から
ゲスト参加がありました

李祐心という人で、
昔から伝わる琴譜から
沢山の曲を起こし、
豆瓣音樂というサイトにアップしています

本来の琴譜は縦書きで
リズムもテンポも書かれておらず
打譜と呼ばれる曲起こしは
大変な作業。

ネットで李さんの演奏を見つけた
私の先生が、前々から
「この人は打譜の天才だ」
と言っていて、
「ぜひ琴会に来てください」
と声をかけ、実現したという訳なんです

実際に聞くまで、この人の演奏が
それほど素晴らしいと
思っていませんでした。
録音では音量やテンポが一定で
割と単調な印象だったからです

それが1曲目の「爛柯行」が
始まってみたら、これはすごい…と。

穏やかな演奏の中に
強弱があり緩急があり、
終わったあとに
「うーーん」と うなるほどでした

今まで名手の演奏を 
聴く機会もあったのですが、
「上手だな」というのが印象。
李さんの「爛柯行」は
曲そのものの良さに引き込まれます

そうか、これが打譜の力なのかと

よく先生から「最終目標は自分で 
打譜することですから」と
言われているのですが、
いつも右から左

先生の才能は別格で
ピアノやギターといった楽器を
やっていても、すごい人だったに
違いないと思っているので、
「いやいや先生が打譜した通りに
弾くのが一番」と思っていました

自分より若い人がやりとげているのを
見て初めて、
やっぱり打譜をめざさないとだめと
気づいたのでした

弾く前の重々しい間とかはなし。
ちょこっとおじぎして
弾き始めたら、あらあらすごい

最近の琴譜はこのように
すでに打譜してあるものが多いです