私、BCG、なめていました。
打ち終わった後のハチは、いまだかつて見たことのない泣き方!!
ぎぃやぁぁぁぁぁ!!!
しかも、全然泣き止まない・・・。
BCGのスタンプを押してもらった左上腕部は自然乾燥するまで触っちゃいけないし服や髪の毛も接触しないようにと注意を受けた。
それを知らずに適当に抱っこした状態で注射してもらったのが間違いだったのだ。
中途半端に服を脱がせ、変な抱き方をしたまま乾燥を待つはめになったので、ハチも私もどれだけ辛かったか・・・。
これからBCGを打たれる方は、その後待つことも考えて服はしっかり脱がせ(脱がせなくとも確実に接種部に触れないくらいまでまくっておく)、体勢を整えてから接種に臨んでください!!
おそらくハチは打った時の痛さよりも自由に動けないことへの苛立ちから泣き続けていたのだと思う。
いつも家ではゴロンゴロンあっちこっち動きまくっているから・・・。
乾燥するのを待っている間、私に抱かれたまま何とか体勢を変えようと泣きながら体をよじり、足を激しくバタバタさせ横に置いてある私のカバンを蹴りまくっていた。
(たまたま当たっていただけかもしれないが)
聞き分けの無い子どものように。
「いつもはこんなんじゃないんですよ。うちの子は本当は良い子なんですよ。」
と、周りのお母さん方に言いたいところだったが、言い訳がましい気もするし、きっと周りの方々もわかってくれているだろうと思ってやめておいた。
ハチは全力で泣くから汗もよだれもいっぱい出て・・・。
汗と涙とよだれで私の左上半身は着ているブラウスを通り越してタンクトップを通り越してブラを通り越して地肌までビチョビチョになった。
ハチの左手が動かないように押さえつけている私の手も汗でビチョビチョ。
もちろんハチもビチョビチョ。
雨に打たれたわけでも水を掛けられたわけでもないのに、ビチョビチョの親子。
イリュージョン。
しかも、ハチの声のでかさと言ったら!!
ハットリくんの弟のシンゾウか?!忍法なみだパワーか?!
あんたにもやっぱり忍者の血が入っているのか?!
と心の中で問いかけていた。
近くに座っているお母さんが看護婦さんからの予防接種後の説明を聞き直すくらいの大声。
明らかに成長とともにパワーアップしている。
こんなに束縛されるのが嫌いなんて・・・。
誰にも縛られたくないと、将来盗んだバイクで走り出したらどうしよう・・・という不安が胸をよぎった。
暑さとハチの出す騒音で頭がボーッとなってきたころ、ようやく先生からのオッケーが出たので服を着せ、周囲にスミマセンでしたと謝りながら病院を出た。
周りに人がいなかったので、
「偉かった!!」
「よく頑張った!!」
と、ハチの好きな縦抱っこをしながら大声で褒めちぎり、さすがに喉も渇いただろうと駐車場で水分補給をさせ、チャイルドシートに乗せた時にはもうかなり落ち着いていた。
「よし、帰るよー!!」
とエンジンを掛け、ステレオからSuperflyが流れると、それに合わせるようにハチもご機嫌な声を出しはじめた。
あぁ、良かった。
『くたびれた』とはまさに今の状態をいうんだろうな・・・と思いつつハンドルを握り、ハチと一緒に歌いながら家に帰った。
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