
映画を見終わって一番印象に残ったのが百姓出身の太平と又七でした。ジョージ・ルーカスがこの二人を原型にして、二体のドロイド、C-3PとR2を作ったのはこの二人になみなみならぬ強い印象を感じたからでしょう。
なんとも愚かで欲が深く、分け前を巡ってすぐ争い、また好色な二人、それが「スターウォーズ」では高い言語能力や機械操作能力をもつドロイドになっていて、思い切って変えたものだと驚いたのですが、二体のロボットの関係のしかたを見ると、元の映画の名残があっておかしいのでした。
二人に比べて今回はちょっと印象薄かった三船敏郎、でも疾走する馬にまたがり走りながら敵方の武士を切る、三船ならではの場面だと思ってみました。
雪姫はセリフが棒読みだとの批判もあるそうですが、その物言いが世間知らずの姫君にあっているようにもおもえました。
しかし、この主要人物(太平と又七)の二人の薄汚いこと、黒沢作品はずいぶん色々みましたが、割合薄汚れた登場人物が多いように思いますがどうでしょうか。
私の友人は(今はそれほど熱中していませんが)一時韓流ドラマに熱中していて、韓国の宮廷を舞台にしたドラマは衣装がきらびやかで見るのが楽しいと言っていました。
黒沢作品は女性にあまり人気がないとのことですが、薄汚い登場人物、戦闘場面の多さ、出演者は男性中心、そういったところが敬遠される原因かもしれないと思いました。
この映画の槍の試合の場面、長いなと思いました。
黒沢作品で私が一番面白かったのは「七人の侍」でした、この「隠し砦・・・」もはらはらドキドキしながら最後は逃げ延びて、楽しめました。