橋本治と古典 | mimiの独り言

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私が橋本治に興味を持ったのは彼が東大在学中に書いた駒場祭のポスターのコピー「とめてくれるな おっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」を読んだ時からでした。

その後小説「桃尻娘」を書いて何かの賞をもらったことは知りましたが、その小説は読みませんでした。
そしてまたしばらく経って本屋での立ち読みで、「桃尻語訳 枕草子」を手にとりページをめくったら、

「春って曙よ! だんだん白くなってく山の上の空が少し明るくなって、紫っぽい雲が細くたなびいてんの! 夏は夜よね。 月の頃はモチロン!・・・」

という文章が目に飛び込み、読んでみようと上、中、下のうち上と中を買いました。
けれども上巻の途中まで読んだところで挫折、次に買ったのが「絵本徒然草」しかしこれも途中で挫折、そしてまたこりもせずに買ったのが「窯変源氏物語」全14巻、これも途中までしか読んでない。

皮肉なことに私が挫折すると、あまり時をおかずに文庫本が出るのでした。
何故読み続けられないか、その原因のひとつは現代語訳のところどころに入る解説が非常に丁寧で負担になるのだと思います。著者の該博な知識が怒涛のように押し寄せてきます。

官位、身分、食生活、衣装、その色、住居、日常生活のしきたり、人間関係、登場人物の系譜等々、イラストも交えて本文の訳よりずっと長かったりします。それで、音をあげたのかも知れません。

「窯変源氏物語」は光源氏の一人称で書かれています。こちらは心理描写が細かい。

挫折した本ばかりみたいですが、源氏の評論のような本「源氏供養」上下は古典の現代語訳よりは読みやすく、こちらは全部読みました。

とにかく私は本を買うのが好き、本を買うときは服を買うときのような後ろめたさがない、というわけで積読の本は増えるばかり。来年は本を買うのはやめて未読の本を減らすべく努力しよう・・・と思っているのですが・・・。