映画「晩春」 | mimiの独り言

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この映画は1949年の映画、1949年といえば敗戦から4年目です。
映画を見てまず思ったのは、戦後4年でもうこんな裕福な生活が出来る人たちがいたのかということ、
我家はまだ生活苦にあえいでいました。

さて映画についてです。別の方のブログで「秋刀魚の味」という映画の記事を見ました。「晩春」は「秋刀魚の味」と同じ小津安二郎監督の映画なので見ようと思いました。

ストーリーは、妻に早く死なれて一人娘と暮らす初老の男が娘を嫁がせなければと思い悩むけれど、娘は父親の事が心配で結婚できないでいる。父親に自分は再婚するつもりだ(父親の嘘)と言われ、娘はようやく結婚する決心をする。エレクトラ・コンプレックスそのままのお話。

特に結婚が決まって、父と娘が京都に旅行する、その旅館で二人が同じ部屋に布団を並べて寝る場面、驚きました。

結婚をためらう娘に父親が結婚の幸せについて諄諄と話す所があって、この娘は結婚して果たして幸せになれるのかなと見終わった後思いました。

娘を演じるのが原節子、親子で能を観賞していて、父親が再婚するかもしれない女性に会釈する、それを見る娘の不快そうな表情がなんともすごい。

気丈に娘を送り出して、一人家に帰った父親が林檎の皮をむきながらうなだれる、こんな場面も。
花嫁の父というのはよく話題になるけれど、花婿の母が話題にならないのは何故でしょうね。