皆さん、随分ご無沙汰して申し訳ありません。
すっかり、春らしい季節になってきましたね(*^_^*)
あべいすとは、さらなる飛躍と特色づくりのために研修プログラムを開始しました。
先日、その第一弾となる研修を行いました。
まずは、お休みにもかかわらず、はるばる淡路島までご講義に来て下さった、株式会社 ひまわり
正木 健一様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
また、学びの時間を共有し、参加してくれた職員のみんな、本当にお疲れ様。
今回の研修目的は「遠くの親類より 近くのあべいすと」になる!
ではないですよ!(^_^)
最大の目的は淡路島を幸せにするプロフェッショナルづくりです!
ちょっと壮大なテーマでお話を始めますが、ゆっている事は当たり前の事なので
ご了承ください。
我々、医療・介護・福祉の現場において国際的指針であるのが
皆さんもよくご存じのWHO(世界保健機関)です。
そのWHOが提唱しているICF(国際生活機能分類)という概念を地域社会で実現していくことです。
さらに少し小難しい事をいいますと...
これまではICHDH(世界障害分類・1980年)という考え方がありました。
その考え方とは、
機能・形態障害があると(脳卒中、手足切断など)→能力障害がおこる(歩けない、字がかけないなど)
→最終的に社会的不利(職を失う、社会参加できないなど)のようになる。
例えば脳卒中で麻痺があれば職を失うのは当然というような考え方。
ここで2001年に改正されたのがICFの考え方です。
心身機能低下は活動を制限することもありますが、活動が活発になれば、機能低下も回復することも
あり、社会参加が進めれば、活動や機能低下も軽快することがあるという考えです。
もっともっとかみ砕くと
車椅子生活をされている方が、外食が何なく出来る環境があれば、活動性が上がりこれまで使って
いなかった部分を使う事で、機能向上につながる可能性もあり、相乗効果を生む。
しかし、しかし実際皆さんの周りでこんな素敵な出来事を目にしたり耳にする事がよくありますか!?
少なくとも私は、「車いすでいけるお店はほとんどないよね」
もっと最悪なのは、「いつも車いす者専用駐車場に普通車が止まっていて無理」
などの声を今でもよく聞きます。
もちろん、ICFの概念は医療従事者であれば当然の基本と考えてます。
しかし、最大の目的はこの考えを地域社会の皆さんと共有していく事
にあります。
そのために、我々がもう一度学び経験し、分かりやすく具体的方法を
直接提案できる地域スタッフになる!これです!!
何度もブログで書きましたが、地域包括ケアシステムにおいては
自助・共助・公助が重要視されています。
次回は、地域ケアスタッフの方々と一緒に研修会を行い共有したいですね。
『あべいすとだからできること』を具体的に作っていきましょう。
この笑顔があれば、皆さんなら出来ます。
いやこんなに素晴らしく大変な事は皆さんにしかできません。
みんなでなりましょう淡路島を良くするプロフェッショナルに!!