「古事記」と科学。真・古事記の宇宙から。古事記は最先端の物理学でもある。 | 日光市で肩の痛み解消 下野大沢駅前阿部整骨院

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こんにちは、栃木県日光市JR下野大沢駅前30秒の阿部整骨院院長の阿部洋志です。

 

 

「古事記」と科学

 

大事な寄り道もここまでにして

 

また宇宙創成のころの話に戻りましょう。

 

三番目に

 

帝皇日嗣三代の神皇産霊神が現れました。

 

この神はカムミムスヒノカミ

 

すなわち神を結ぶというその名前からもわかるように

 

神を生み出す神です。

 

この神が登場した頃

 

宇宙ではビッグバン

 

(宇宙の始まりとされる大きな爆発。

 

ビッグバン理論という考えがある)

 

が起こりました。

 

約二百億年前のことです。

 

ここからようやく年歴無数ではなくなり

 

今の時間の流れに入ってきます。

 

そのあと宇宙がどうなったのかという話に進む前に

 

これまた重要な寄り道に

 

少々お付き合いください。

 

『古事記』や『帝皇日嗣』が伝えてきたことが

 

現在の宇宙科学で考えられていることと無関係ではないという話を

 

エピソードとともにご紹介します。

 

ある日、都内の

 

とある小さなバーで

 

私が飲んでいたときのことです。

 

上品な紳士と隣り合わせになりました。

 

なにしろそのバーは

 

六畳あるかないかの狭いところなので

 

ごく自然にその人と話し始めました。

 

統計をとっているわけではないので

 

正確な確率はもちろんわかりません。

 

でも、私の場合

 

飲み屋で重要人物と隣り合わせになる確率が

 

異常に高いような気がしています。

 

よくそういうことが起こります。

 

その人の話は

 

宇宙科学というようなもので

 

とても興味深いものでした。

 

私は宇宙科学そのものに深い関心をもっているわけではありません

 

しかし

 

話を聞けば聞くほど

 

不思議な感じがしたのです。

 

初めて聞く宇宙科学の話なのに

 

初めて聞いた感じがしないのです。

 

まさに

 

デジャブ。

 

この話、知っていると思いました。

 

そう、それはうちの口伝で聞いていた話

 

「正統竹内文書」にある話と同じだったのです。

 

あとで調べてわかったのですが

 

話をしてくれたその人は

 

宇宙科学分野の超がつく有名な先生で

 

なんでも

 

その人の宇宙理論はビッグバン理論を

 

越えるものなのだそうです。

 

その宇宙理論での

 

ノーベル賞受賞はまだだそうですが

 

受賞ももうすぐかと言われるほどの理論なのだとか。

 

バーで話を聞いていた私は

 

その時そんなことを知る由もありません。

 

その人の説明を私なりに理解したことで話すと

 

こういうことです。

 

まず

 

宇宙がどのように始まったかということについて

 

考え方が変わってきているのだそうです。

 

さっき

 

神皇産霊神が現れたころ

 

ビッグバンが起こったという話をしましたね。

 

読者の皆さんも.

 

ビッグバンという言葉や

 

宇宙がビッグバンという大爆発で生まれた

 

という説があることは

 

何となく耳にしたことがあると思います。

 

でも、それなら

 

ビッグバンの前はどうだったのだろうと

 

不思議に思ったことは

 

ありませんでしたか?

 

私は

 

宇宙創成よりもさらにその前があったと

 

自然に理解していました。

 

ビッグバンはビッグバンでいいけれど

 

その前がある

 

と思っていたのです。

 

なぜなら

 

『古事記』がそのように

 

語っているからです。

 

私が話した宇宙理論の先生によると

 

実は

 

今の最先端の物理学でも

 

ビッグバンを超える理論が考えられていて

 

宇宙は無から生まれたという説を

 

支持する人が増えてきたというのです。

 

それは

 

インフレーション理論という

 

宇宙科学の先端理論であり

 

さらにそのインフレーション理論は

 

ひも理論(超弦理論とも呼ばれる)

 

というものに関連しているというのです。

 

恐らく読者の皆さんの多くもそうだと思いますが

 

私が学校で受けた理科や物理の授業では

 

あらゆる物質を細かく細かく

 

極限まで分けていくと

 

その最小単位は素粒子という「粒」であると教わりました。

 

すべての物質は粒でできている

 

というわけですね。

 

ところが

 

ひも理論というのは

 

実はすべての物質を作っているのは

 

粒ではなくて

 

極限まで細いひもだと考えたほうが

 

様々な物理現象が上手く説明できる

 

というものだそうです。

 

極小のひもが閉じて輪になったり

 

輪が開いて一本に伸びたり

 

揺らいだりする。

 

「無」と呼ばれる状態は

 

何も無い状態に見えるけれど

 

 

本当に何もないのではなく

 

まったく眼には見えない

 

気が遠くなるくらい小さな小さなひもが

 

揺らいでいる状態があって

 

そこからビッグバンにつながったというのです。

 

私はこの話を聞いて

 

すぐに注連縄を連想しました。

 

ひも理論とか超弦理論と呼ぶよりも

 

注連縄理論と呼んだらいいのでは

 

ないでしょうか。

 

先生の話によれば

 

宇宙創成から約一三七億年経ったとされる今も

 

宇宙はまだ膨張し続けているのだそうです。

 

そして、なにより

 

実際に行われている宇宙の観測によって

 

その人の理論が実証されつつあるということでした。

 

理論が理論のまま終わっているのではないのです。

 

私は科学の専門家ではありませんから

 

もっと詳しく知りたい方はぜひ

 

『図解科学 宇宙137億年の謎』(二間瀬敏史、ナツメ社)と

 

『宇宙137億年の歴史 佐藤勝彦 最終談義』(佐藤勝彦、角川選書)

 

を読んでみてください。

 

『帝皇日嗣』は伝えています。

 

「無の神」が存在し

 

そこから宇宙が創成されていったということを。

 

そして

 

それはビッグバンが起こるよりも

 

前のことだったということを。

 

 

それが科学的に証明されようとしているのです。

 

宇宙科学の今の研究では

 

宇宙創成を約一三七億年前としています。

 

これはあくまでも

 

今の科学で到達できるのが

 

そこまでということであって

 

『帝皇日嗣』の口伝は

 

約二百億年前としています。

 

あまりにも長い時間のことですから

 

どれだけ誤差があるかはわかりませんが。

 

一三七億年なのか

 

二百億年なのか

 

いずれにしてもはるかはるか昔の

 

宇宙創成のその時を

 

人は誰も見ているはずはないのに

 

『帝皇日嗣』はそれを伝え続けてきました。

 

いったいどうやって?

 

それもおいおい語っていきましょう。

 

さて

 

『古事記』はこうした宇宙という

 

壮大な世界との関連があるかと思えば

 

もう片方では

 

人体という文字通り身近な世界にも関連するのでは

 

というようなことがあり

 

どちらにも「偶然は神」を感じます。

 

人体の世界でのことは

 

たとえば、注連縄とDNA(デオキシリボ核酸

 

生物の遺伝情報を伝える物質)です。

 

両者は実によく似た形をしています。

 

DNAのあの二重らせん構造は

 

今ではよく知られるようになりました。

 

しかし

 

それが発見されたのは

 

二十世紀も半ばを過ぎてからのことです。

 

その発見は

 

一九六二年にノーベル生理学・医学賞が

 

贈られるほどのものだったのです。

 

注連縄がいつから

 

あのような形に作られるようになったのかは

 

わかりません。

 

しかし

 

DNAが発見されるはるか前だということだけは確かです。

 

ちなみに

 

注連縄も綯うときに

 

相当な力で凝縮されています。

 

大きなことから小さなことまで

 

まるで科学の方が『古事記』の世界を

 

追いかけているかのようです。

 

最新の科学がようやく『古事記』に

 

追いついてきた感じがします。

 

科学はこれからも

 

『古事記』を証明していくでしょう。

 

最初に『古事記』ありき、です。

 

それを信用しているのが

 

古神道の人間なのです。

 

 

真・古事記の宇宙

―古神道的考察―

 

竹内睦泰著

 

青林堂刊

 

67ページから

 

73ページまでです。