来年度の港区立中学校修学旅行の特別委員会が開会され、

業務委託の事業者が決定しました。

 

7つの事業者の応募の中から

東武トップツアーに決定。

 

見積額は 381,646,690円 でひとりあたりにすると約43万円で、補正予算当初の511,945,440円 ひとりあたり約59万円より大幅に下がりました。特に航空券代が305,000円から156,000円約半額になっています。

 

事業者の選定理由は、

① 海外修学旅行の教育的意義を的確にとらえており、それを強く意識した提案

② シンガポールを行先とした海外修学旅行の実績が豊富、それを踏まえた生徒に寄り添ったプログラムが細部まで綿密に練られている。

③ プログラムの実現性に安定性があり、また、生徒の安全や危機管理の面にも配慮している。

とされています。

 

飛行機は、シンガポール航空の利用がメインで予約がとれなかった場合はANA

理由は、スカイトラックス社による2023年航空会社ランキングで世界第1位、ANAは第3位。両社は世界最大のスターアライアンスに属し、共同運航便も設定しているとのことでした。

 

宿泊先はスイソテル・ザ・スタンフォードです。

2名1室で利用です。

 

修学旅行は3泊5日

2日目は現地学生との交流と班別散策

3日目はセントーサ島 見学

4日目は シンガポール市内 見学学習 

 

このような内容が委員会で報告がありました。

 

食物アレルギーや宗教食についても個別対応を確実に行うとされています。

 

今後、各学校において保護者説明会があり、

職員による実地調査が2月に

6月から9月にかけて実際の修学旅行です。

 

今回の海外修学旅行が注目されて、就学援助世帯の今まで修学旅行費の立替払いがなくなりました。(ずっと議会で取り上げてきたことが実現)

誰もが安心して修学旅行にいける環境は整備できたと思います。

 

特別支援学級に通っている生徒も誰一人取り残すことなく、修学旅行に連れていってほしいと思います。(委員会答弁ではそのようにしていくとのことでした)

 

また、私立学校へ通っている生徒への支援については、今後の課題ですが、

今年4月に0歳~18歳までのすべて子どもに1人5万円分の電子商品券が配布されます。

(これもずっと議会で取り上げてきました)

2回目の子育て応援商品券です。こちらも補正予算ではなく、当初予算で毎年実現していきたいです。

 

 

今後の海外修学旅行については、今年の実施の効果検証をして今後について考えていくべきと思っています。

私は、中学生の修学旅行は、京都奈良や広島長崎や沖縄、海外ではなく日本で実施すべきだと考えています。

 

そして、区民の皆さんと共に議論を重ねていくべきです。

区政の中で何を優先していくかも重要なことだと思っています。

 

事業者も決定し、いよいよスタートしたシンガポールへの修学旅行です。楽しみにしている今の中学2年生にとって安全安心で実のある事業になってほしいと思います。