私はいつから「ディスプレイデザイン」に惹かれているのだろう?
…と、今年は改めて、過去を振り返っている。
昔の思い出の一コマを引っ張り出しながら。
私が「展示会ブースのデザイン」に出会ったきっかけは、20〜22歳まで在籍していた輸入冷凍
食品卸と外国人の人材派遣会社、だ。
食品展示会に出展したことで、展示会の世界を知った。
そこで見たブース、感じた空気。ここにずっといたい、いるためにはどうしたら良いか?と考え、専門学校へ再入学した。
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展示会業界に入るきっかけはこれなのだが、思い返してみると、子どもの頃から、「魅せる」ことが好きだったエピソードが多々あったことに気づいた。
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[高校生時代]
調理を学んでいたが、私は、作る側より食べる側が好きだと気づく。
で、卒業制作につくったのは「クロカンブッシュ」。
小さなシューを円錐形に積み上げ、飴やカラメルで固めたケーキ。
とにかく「映える」ことを重視して、自分が可愛いと思うデザインに仕上げた。
(感性だけで作った記憶と、先生の審査中、一人で大絶賛、自分褒めしていた記憶。イタイやつだけどゴキゲンでイケイケな高校生だった。笑)
[小学生時代]
自宅トイレにハロウィン装飾。ハロウィンシーズン前、「殺された女」をテーマに黒いビニール袋をドレスにして壁に掛け、カッターナイフをドレスの腹部に引っ掛け展示した。(メイン展示)
天井には黒いビニール袋を切って作ったワカメのような装飾物を吊り下げ、おどろおどろしい雰囲気を演出。
(そしてトイレの壁に鉛筆で絵を描くのが大好きだった)
[幼稚園時代]
近所の男の子の家へ、「私が見せたい私物」をたくさん持っていき、見せびらかしていた。
Exhibit…「見せる」「展開する」など、「見せびらかす」という意味だ。
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昔の夢は、小説家、漫画家、だった。
子供の頃は、女の子の絵を描いたり、弟と架空のラジオを作ったり、曲を作ったり…
とにかく何かを作るのが好きだったな〜。
遠回りも、正直無駄な苦い経験もた〜〜〜くさんしたけれど、その経験があるからこそ、誰かの助けになることもある。
とはいえ、自分と他人の境界線をしっかりと持ち「自分が無心でできること」「取り組んでいる時の幸福感」に早く気づけたら最強だ。
何にせよ、私がこの道を選んだのは「人を楽しませたい」というのが原点だな。