こんにちは。

会期終了間際の、
”マティス 自由なフォルム”展の鑑賞に、
国立新美術館へ。

20世紀を代表する巨匠、マティス。
 
後期印象派のゴッホ、ゴーギャンの影響を受け、
原色を主体とした、
激しい色使い、
荒々しい筆使いの、
力強い作風が、
 
野獣主義、野獣派
(フォーヴィスム、fauvisme)
と呼ばれました。
 
フォーヴィスムの中心人物がマティスです。
 
次第に、
舞台装置や衣装、
壁画など大きな作品も依頼されるように。
 
ところが、
大病(病名記載なし。
以前観た美術展記載の記憶では、
消化管潰瘍)をきっかけに、
大きな作品を作る体力がなくなり、
 
編み出した画法が、
 
助手に色を塗らせた紙を切って絵にする、
切り紙絵。
 
本展覧会は、
フォーヴィスムの後の、
切り紙絵に焦点を当てたものでした。

↑日本初公開、
4×8メートル超の大作、
”花と果実”。
 
最晩年期には、
さらなる大作であり、
集大成である、
”ロザリオ礼拝堂”の建設に取り組みました。
 
ステンドグラス”生活の木”

 
ロザリオ礼拝堂の内装が再現されていました。
床もマーブル風に。

補色を大胆に使った配色、
構図ともに思い切った、
フォーヴィスムの作品。

一方、
 南仏の温かい太陽を感じる
切り絵画。
 
ともに現代アートへと続く
ステップを感じられて、
好きです。
 
数年前まで、
美術と言えば、
印象派やルネッサンス期が好きでしたが、
 
我が家のミニゴッホ(娘)に付き合って、
観に行く美術展のジャンルを広げたら、
 
わたくしの興味、許容の範囲が広がり、
好みも増えてきました。
 
次も、
初めての画家の絵を見に行く計画を
しています。
 
 
観覧後のランチは、
 
わたくし1人なら、
粗食か昼抜きで済ますところ、
 
2人で国立新美術館に来たときの
定番となった、

ブラッスリー 
ポール ボキューズ ミュゼへ。

リエットもフランスパンも美味しい。
 

一番シンプルなコースに、
ビシソワーズを追加しました。
 

サワラとサツマイモの組み合わせが意外。
 

マロンのムースやクルミなど、
秋の雰囲気のデザート。
かなりの季節の先取り。
 

ティーカップはレストランの形。
食べ過ぎました。
 
絵を見ていると、
本当に落ち着きます。
 
アートを鑑賞すると、
幸せホルモンと呼ばれるドーパミンが分泌され、
脳が活性化されることが分かっています。
 
素敵な皆様、
良き日となりますよう。