こんにちは。
三重県伊勢地方と関わりあり、
伊勢名物の赤福をいただく頻度は
高い方なのではないかと思います。
先日、
私鉄の名古屋駅の
赤福コーナーで、
定番のピンク色ではなく、
見慣れぬ白色の箱を見かけました。
ピンクの箱よりも残り少なく、
”限定品かも”
と手に取り買い求めてみました。
限定品ではなく、
1年半ほど前に発売を開始された、
新商品だったようですが、
この1年半の間、
赤福を買う機会は何度もあったし、
本店に行ったこともあったのに、
一度も新商品を見たことがなかったのが
不思議です。
乗り換え先のJR名古屋駅構内では、
白色の箱は見かけず、
定番ピンクのみでした。
箱を開けると、
白と黒のお餅が交互に。
見た目も味も上品。
一方、
黒は黒糖の味が
しっかり前面&全面に出ていて、
野性味を感じる味。
白→黒の順に召し上がるのが
◎のように思います。
いただいた後に閲覧した
赤福HPによると、
黒餅は、
江戸時代から明治の頃まで作られていたお味。
生まれたての素朴なものの象徴。
白餅は、
平成から令和にかけて手がけた製品。
清らかで洗練されたものの象徴。
上記を読んで驚いたのは、
意図した象徴像を
そのままお味として表現することに、
成功している点。
和菓子はアートだと言いますが、
まさに見た目とお味で、
メッセージを発しているのを感じました。
ワイルドと洗練、
対照的な組み合わせを楽しみました。
個人的には、
白餅と、
定番の赤福を合わせた、
白餅赤餅があると、
最高に嬉しいです。
(既にありそうな気がいたします。)
赤福は、
創業1707年。
伝統を守りつつ進化しているのですね。
素敵なみなさま、
良き日となりますよう。