こんにちは。

 

久々に美術館へ行きました。

3か月ぶりかしら。


 

印象派

モネからアメリカへ

ウスター美術館所蔵

 

上野の東京都美術館へ。

 

印象派×アメリカ

といえば、

わたくしが好きなメアリー・カサット。

 

ワシントンD.C.の

ナショナルギャラリーオブアートで買った、

小さなレプリカを飾っております。

ふっくらとした女の子の頬がかわいい絵です。

 

彼女の絵をお目当てに行って参りました。

 

今年は、

パリでの第1回印象派展開催から

150年を迎える節目の年とのこと。

 

印象派本場のパリへ、

国内外から絵画を学びに行った画家たちが、

パリで触れた新しい表現手法を

自国、自地域に持ち帰り、

印象派を世界に広げました。

 

この展覧会は、

特にアメリカで展開された印象派に

着目したもの。

 

ウスター美術館はボストン郊外にあり、

印象派の作品を積極的に収集してきました。


モネの睡蓮の連作の1つを、

世界で初めて美術館として購入したのが、

ウスター美術館とのこと。

 

明るくて柔らかくて

ホッとする絵が多くて、

テーマが素人にも分かりやすい上に身近で、

印象派は鑑賞対象として良いわと、

改めて感じました。

 

パリで印象派を学んだ日本人の絵もあり、

人物、風景ともに

日本版に描かれていて、

印象派が

ヨーロッパから遠く離れたアジアにも

広がる一端を垣間見ることができました。

 

大変興味深く観たのは、

絵を購入したいウスター美術館と、

画家との間の手紙のやりとり。

 

美術館側が、

実際の絵を見ずに購入を決めたことや、

購入価格の交渉など、

ビジネス上のやり取りが、

タイプされた読みやすい英語で

書かれていたので、

ついつい読んでしまいました。

 

価格を考慮してほしいが、

無理はしないでほしい、

なんて気を遣った交渉文は、

(やや古めかしい英語なのでしょうが)

丁寧な英語表現の勉強にもなりました。


以前に提示した価格を

再度確認するような、


失念か、

おとぼけか、

鎌かけとも思われるやりとりも、

(展示としては、

全くメインの内容ではないのですが)

人間として面白く、

印象に残りました。

 

わたくしの

お目当てのメアリー・カサットは、

1作品だけの展示でしたが、


この方の描く子供の顔は、

やはりあどけなくて可愛い。

 

最近の美術展にしては珍しく、

写真撮影可のエリアが少なかったのですが、

その分1枚1枚をしっかり見て参りました。



次はマティス展に行けるかしら。


ミニゴッホもご機嫌になって良かった。

 

素敵な皆さま、

良き日となりますよう。