こんにちは。
 
先日参加した、
コンクール予選講評が到着いたしました。
 

演奏したベートーヴェン悲愴第2楽章は、

自分の芯が確立できていなくて

自己評価が低いにも関わらず、

 

PTNAステップでは
以前から長く弾いている曲よりも
高い評価を毎回いただいていて、
 
自己評価とのギャップに
違和感を持ち続けていました。
 
わたくしは第2楽章にどんな思いを込めて、
どんな表現をしたいのか、
自分で分かっているのか、
自分では気付いていないのか、
なんだかふわふわ状態。
 
だからこそ、
コンクールでどのような評価やコメントが
いただけるのか、
興味津々で待ち構えていました。
 
一応、優秀賞はいただきましたが、

評価は厳しかったです。
 
これまで、
このコンクールで演奏してきた、
ショパン ノクターン8番、
ベートーヴェン 悲愴第1楽章、
と比較して、
 
平均点数が5点ほども(100点満点で)
下がっていました。
 
優秀賞は
ギリギリ滑り込みだったと思われます。
 
自己評価と一致する
厳しい評価をいただき、
すっきりしました。
 
講評内容には、
わたくしの演奏への迷いや曖昧さに
踏み込んだ記載があり、
 
曲の方向性への意識の持ち方に
プラスとなるアドバイスをいただき、
本当に良かったです。
 
どんなに安らぎを思わせる旋律であっても、
ベートーヴェン、悲愴は、
意志を感じさせるものでないと!
多いに納得でございます。
 
どのように表現しようか
かなり迷っていた点でしたので、

意志が強い方向に背中を押していただき、
”やっぱりわたくしの思う方向で行きます!”
と気持ちを新たにしました。
 
人前演奏の機会を積む前に、
見切り発車でエントリーしましたが、
この早い時期にアドバイスをいただけて
本当に良かったです。
 
 
<審査員A先生>
 
△安らかな祈りとも言える曲だが、
ベートーヴェンでは
決して耳ざわりの良い音楽ということはなく、
そこに強い意志を感じさせない瞬間はないと
思う。
メロディーにもっとそれを発揮させましょう。
 
△つなぎの三連符スタッカートは
突然テンポが変更されたような、
コミカルな印象になるので注意を。
→これは気付きませんでした。
”軽く”しつつも
自然なつなぎを目指します。
 
<審査員B先生>
 
○旋律よく歌えて綺麗に弾けている。
△左手、和声の充実を。
△内声も音量ではなく和声を感じて。
△前半のペダルが濁らないよう。
 
<審査員C先生>
 
○丁寧、表情豊か、素敵な演奏。
○甘い音色が伝わる。
△メロディをより際立てると立体感が生まれる。
少し指を断たせて、きらっとした音を出すように
意識すると良い。
 
重く力強い第1楽章とは違うからと、
表現上、遠慮してきた部分が
多々あったのですが、
 
わたくしの思う方向性の強い意志を
悲愴全楽章の曲の底に
流し続けたいと思います。
 
意志のあるところに道は開ける。
(アインシュタイン)(リンカーン)
 
素敵な皆様、
良き日となりますよう。