こんにちは。

 

医師のコミュニティーサイトで、

精神科、耳鼻科の先生方中心に、

盛り上がっていた話題をご紹介。

 

まず、

前提として、

 

聴力障害を副作用とする薬剤は

沢山あります。

 

よく知られたものですと、

 

●アミノグリコシド系抗生物質

●白金製剤(抗がん剤の一種)

●サリチル酸剤(アスピリンが代表)

●ループ利尿剤

 

上記薬剤の、

聴力障害の主な症状は、

●難聴

●耳鳴り

●耳閉

など。

 

今回話題になっていたのは、

 

聴力障害の中でも、

”半音下がる(音程が低くなる)”訴え

があったとのこと。

音楽家の方が患者さんだったようです。

 

どのような薬剤で

音程の低下があったかですが、

 

カルバマゼピン(商品名テグレトール)

:抗てんかん薬

フラベリック(今は販売中止):咳止め

アスピリン

で経験されている先生方がいらっしゃいました。

 

いずれも、

中枢神経の

ナトリウムチャンネル等を阻害することで、

神経の活動を抑制するメカニズムです。

 

演奏や調律など、

音楽に関わるご職業の方へは、

 

聴力障害に関わる可能性のある薬剤選択を

十分に検討すること、

 

音楽に関わらない方にも、

聴力に関する副作用の説明

しっかり行う必要があることを、

(聞きなれた音楽や

電子音が低く聞こえるのは、

違和感を感じるものです。)

 

再認識しました。

 

お仕事やライフワークに 

耳が大切な方々は、

 

このような薬があることを

念頭においてくださいね。

 

ちなみに、

わたくしは子供の頃は絶対音感があったのに、

今は1音低くずれております。

(半音かと思っていましたが、

どうも1音ずれているようです。)

 

原因は、

薬剤ではなく、

 

27年間という長い間

ピアノから離れていたことと、

老化が原因のようです。

 

とっさに弾きたい音が、

悉く外れてしまうのは、

悲しいし、非効率的ですが

仕方ありません。

 

今年(2023年)5月の月刊ピアノ

わたくしのインタビュー記事が、

年齢とともに掲載されてから、

 

以前は”若い”と言ってくださっていた方から、

 

若々しい”と言われるようになり、

若い”とは言っていただけなくなりました汗

 

沈黙。

 

素敵な皆様、

良き日となりますよう。