こんにちは。

 

PTNAコンペ予選グランミューズ部門では、

当日に結果発表と講評用紙配布がありました。

 

講評用紙には、

点数記載もされていました。

 

PTNAのHP掲載による、

点数の基準は以下の通り。

 

10点満点中、

本選出場(=予選通過)を推薦できる基準7.8点

決勝出場を推薦できる基準8.5点

 

実際の予選通過ラインは、

わたくしが参加した予選会場の部では、

8.32点でしたので、

 

HP記載通りの7.8点では

本選出場は難しいものと思われます。

 

講評は

5名の審査員から、

お1人づつ手書きでいただきました。

 

PTNAステップの講評と違って、

細かい内容ではなく、

演奏全体的なざっくりとした感想が中心でした。

アドバイスも全体的な内容でした。

 

講評用紙には、

 

寸評

(演奏の印象/あなたの長所/

今後へのアドバイス)

 

とはじめから印字してあり、

細かい点ではなく、

全体的な印象を書くようになっていました。

 

同じPTNAでも、

コンペ講評とステップ講評では

もともと異なる想定のようです。

 

以下、

わたくしがいただいた講評内容。

 

*****************

審査員1

情景が浮かぶ素敵な音色。

テンポ感良し。

レガートさ、丁寧さがあるとより素敵。

時には説得力のあるしっかりとした音色があると

より魅力的になる。

 

審査員2

美しい表情をもった演奏。

ショパンらしい節度を保ちつつも、

ドラマティックで聴き応えあり。

 

審査員3

気持ちのこもった素敵な演奏。

メロディラインがよく通り、ニュアンス豊か。

左の伴奏が固まりがちなので、しなやかに。

右のニュアンス変化に合わせて左にも変化を。

 

審査員4

丁寧に演奏し、1音1音への思いが伝わる。

息継ぎ無しで歌えるフレーズの意識を。

 

審査員5

丁寧、和声的に歌っている。

ショパンらしい長く大きなフレーズで

歌えると良い。

 

******************

言葉は違えど、

複数の先生方より

共通した内容をアドバイス

いただいていますので、

 

本選に向けての課題の1つとなります。

 

全体的には、

カレーライス方式で言うなら

甘口な印象でした。

 

さらにPTNAのHPを読み続けると、

以下のような記載が。

 

”才能豊かな参加者には、

激励の意味を込めて

厳しい寸評が書かれることもあります”

 

甘口講評でしたわたくしは、

上記には、

当てはまらないようでございますわ。

 

PTNAコンペの

数ある部門の中で、

 

グランミューズ(→大人)

カテゴリーB2(→40歳以上)

ということで、

 

ピアノにおいて

今後の活躍を期待される立場ではないし、

 

カテゴリーB2(→非音大卒)なので、

音楽的学術性

期待されているわけでもないし、

 

カテゴリーB2(→非ピアノ職)だから、

後進の世代を育てているわけでも

報酬を伴う演奏活動をしているわけでも

ございません。

 

ピアノ界では、

完全なる‘’非生産的立場‘’

ではございますが、

 

だからこそ、

好きなことに唯々一生懸命に取り組んで、

作曲家からのメッセージを

たどたどしくお伝えする努力をしている、

そんな愚直な姿をさらすのも、

生き方の一つとして良いのではないかと

思っています。

 

わたくし自身においても、

キャリアにも収入にも全く関係なく、

唯々好きなことに取り組めて、

失敗しても、

自分にも他の何方にも

迷惑をかけないものの存在って、

 

精神衛生上、

非常にありがたいものです。

 

(ただし家族の理解は必要ですので、

感謝しています。)

 

完全に自己満足ですね。

 

わたくしが、

5名の審査員からいただいた点数は、

最高点と最低点の差が0.6点。

 

5名の平均点は予選通過ライン8.32点を

0.1点以上0.2点未満だけ

上回っていました。

僅かな差です。

 

本選に出られるなんて、

夢にも思っていなかったので、

 

本選の日程を

全く押さえていなかったし、

(たまたま予定が空いていて良かった)

 

本選までの

リハーサルとしての他の本番予定も、

全く考慮しておらず、

 

今更になってスケジュールを

あれこれ調整しようとしています。

 

 
PTNAコンペ予選通過への、
沢山のお祝いメッセージをいただき、
誠にありがとうございます。

これまでの、
他のコンクールの最終選考で、
入賞した時よりも、
はるかに多くの方々からメッセージ
いただいており、

PTNAコンペの難しさは、
予選段階であっても、
コンクールの中でも別格、
という位置付けなのだと感じています。

とはいえ、
わたくしにとっては、

どんなコンクールの、
どの段階にあっても、
通過も、受賞も、演奏すること自体も、
大変なことですので、

どの本番も大切に、
力を尽くしたいと存じます。

素敵な皆さま、

佳き日となりますよう。