こんにちは。

 

息子のピアノの先生の発表会で、

親子共々演奏させていただきました。

更衣室のない会場のため、
TADASHI SHOJIの膝丈ドレスを
自宅から着用。
 

ピアノ歴2年目の大学生の息子は、

メンデルスゾーン 無言歌集より、

ベニスの舟歌。

会場 : 渋谷、タカギクラヴィア松濤サロン
ピアノ:スタインウェイ
 

憂いのある、

長いトリルが印象的な、

情緒あふれる綺麗な曲。

 

このような曲を選曲していただけるなんて、

息子も大人になったなあと、

感慨深いです。

 

わたくしは、

先生の生徒さんでも、

教室の生徒さんでもありませんが、

 

先生のご厚意により

親子のご縁で、

ショパン バラード第1番

演奏させていただきました。

今回で3回目の参加です。

 

先生が明るくてプラスのパワーに溢れ、

発表会の雰囲気が温かく和やかで、

年2回をとっても楽しみにしております。

 

参加者17人中13人が男性、

(ピアノ教室にしては珍しく女性が少数派)

約半数がわたくしより年上

(1.5世代ほど上の方も数名)、

子供さんは2人だけ。

 

中上級者以上が10数名、

そのうち上級者が半数ほどと、

 

参加者層もちょっとユニークです。

 

ベートーヴェンのソナタ、

スクリャービンの

エチュードやプレリュード、

ショパンの

アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロ、

スケルツォ第1番、

タランテラ、

舟歌、

 

など大曲難曲も

沢山聞かせていただきました。

 

息子の本番の強さを見せつけられました。

 

3年前のちょうどこの日、

(当時の)センター試験で、

自己最高点を出し、

 

国公立大の2次試験は

勢いにのり、

 

これまでD,E判定しか出たことのない大学に

思い切って出願。

合格をいただきました。

この時に、本番に強い子だと確信しました。

 

3年後、

リハーサルではおぼつかない演奏をしていて、

大丈夫?と思っていましたが、

 

開演すると、

なんと!?うつらうつらと居眠りをはじめ、

自分の1人前の演奏者の時も、

なんと居眠りを続け!?

 

(他の方にバレないように

上手に眠っていたので、

大学の実習で疲れているようでしたし、

起こしてもすぐ寝るだろうし、

状況が面白かったのでてへぺろ

無理に起こしませんでした。)

 

自分の番になると、

いつの間にか開眼しており、

 

何事もなかったかのように

非常に落ち着いて演奏し、

本人も納得できたようです。

 

自宅では、

ピアノの練習姿を滅多に見せないのに、

いつの間にか弾けるようになっているし、

(鶴の恩返しの鶴みたいと呼んでいます)

 

不器用な子なのに、

面白い現象です。

 

(後で聞くと、

うとうとしながらも

ちゃんと聞いていたようで、

話しの辻褄は合っていました。)

 

方やわたくしは、

演奏前のルーティンである、

マスクを外すことを忘れたことに、

第1主題を弾きながら思い出し、

 

その後、

止まったり、弾き直しはありませんでしたが、

バレバレの誤魔化しを数回もしてしまい、

集中力に欠けた弾き散らかしとなりました。

 

来週も同じ会場で、

同じ曲を弾きます。

集中力という点で、

リベンジしたい!!

 

不本意な演奏にもかかわらず、

いただいた拍手のタイミングが

とても早く、

 

”皆さん、お優しいラブラブラブラブ

と慰められました。

 

帰宅後、

録画を聴きながら、

恒例の2人反省会をしたところ、

 

わたくしのバラード、

思ったほどはひどくなかったです。

 

まだ精度が高くないので、

ミスタッチ、音抜け多発ではありますが、

 

アナウンサーのような綺麗な発音ではなくて、

言い淀みや訛りがたくさんあるけれど、

熱弁をふるって伝えたいこと分かるような

不器用なりに主張のある演奏でした。

(自分で言うのも何ですが。)

 

熱意だけは録画から感じられたと思います。

 

先生からもオブラートに包んで

同じようなことを言われました。

 

すっとこどっこいから脱するには、

まだまだ先が長いです。

 

上手く弾けなくても、

本番演奏は

達成感、ワクワク感、向上欲求が満たされ、

大好きです。

 

最後に、

今回初めて拝聴した先生の演奏が

(良い意味で)衝撃的でしたので、

また後日書かせていただきますね。

 

発表会の終了時間が

ずいぶん遅くなりましたが、

 

つばめグリルが開いていて、

助かりました。

 

素敵な皆さま、

佳き日となりますよう。