こんにちは。
 
人気ピアニスト近藤嘉宏さんの、
ベートーヴェンソナタ・ピアノリサイタル。
 
贅沢なことに、
ベートーヴェン生誕180年を記念して作られた、

約70年前の映画「エロイカ(英雄)」

上映との2本立ての、
 
シネマリサイタル🎶
 
まずは、映画から始まりました。
 
ベートーヴェンの半生を辿る
音楽伝記映画の傑作。
 
約70年前と言えば、
第2次世界大戦後間もない時期。
 
敗戦国で、
こんな映画を作れたなんて、
ドイツの底力は凄いわと思っていましたら、
ドイツではなく
オーストリアの映画だそうです。
 
2年前の2020年に
ベートーヴェン生誕250年を迎えましたが、
 
70年前よりも

現在の方が

時間が経過しているにも関わらず、

 

ベートーヴェンの名前も音楽も、

認知度が高まっているのではないでしょうか。

少なくとも日本ではそのように思います。
 
政治、恋愛、健康、
苦悩のベートーヴェンが
暗黒の先に見つけた光の拠り所となったのは。。。。。
 
現在の日本人が作った映画であれば、
このようなストーリーには
ならなかったに違いない、
 
宗教的な観点が鍵となる、
哲学的な映画で、
拝見して本当に良かったです。
 
劇中ベートーヴェン音楽が沢山流れました🎶
 
昔のピアノ、
録音状況や状態、
再生状況などの条件が重なり、
 
昔のピアノで演奏している、
”月光ソナタ第1楽章”
がシンセサイザーのような音に聞こえ、
 
宇宙にいるかのように
神秘性が増していましたキラキラ
 
荒い白黒の画質や、
雑音が混ざった音響など、
画像も音もクリアな今の映画と違い、
古い雰囲気が増していたのも
却ってよかったです。
 
ベートーヴェンとの恋で絡む女性達の
白い肌の美しさも際立っていました。
1人はよく知られるテレーゼさん。
 
日本語字幕は、

思慮深く、知的な会話。

小気味良かったです。
 
この数年間に見た映画で、
一番気に入りました。
 
ただ、
わたくしのお隣に座っていらした
ご年配のご婦人お二人は、
‘’荒い画質で眼が疲れたわね‘’と
何度も何度も仰っていました。
 
後学のためにメモしておきます。。。
 
クラシック好きの方ばかりでなく、
奥様と、
ついてきた(もしくは連れられてきた)感じの
ご主人というご年配夫婦も多く、
(聞こえてしまう会話で推測)
 
ピアノ演奏前に、
映画でベートーヴェンのことや、
音楽について予習するのに
最適なプログラムだと思いました。
 

べートーヴェン映画「エロイカ」

とても良かったので、
 
機会があればご覧になってみてくださいね音譜
 
↓映画の概要が載っていました。

 

 

ピアノ演奏については、

また後日。

 

素敵な皆さま、

佳き日となりますよう。