フェリーの夜
窓がないために部屋は真っ暗で、目が覚めては時間を確認し寝付くという繰り返し。フェリーはエンジンの振動はあるものの、さすがは波も穏やかな瀬戸内海で揺れません。あのゆりかごのような感覚も醍醐味なので少し残念でした。
【過去ブログ】メイプル耶馬渓サイクルライン 計画~0泊1日目
19日朝。予定時刻より15分早く到着とのアナウンス。
これなら、1本早い列車に乗れる!
九州の上陸時間は短いので、1時間の余裕は非常にありがたい話です。
・・・なんて、期待させておきながら、結局下船は定刻でした。
さすがプロだ。
期待させて、このドキドキの待ち時間と諦めの喪失感はハンパないです。最初から定刻どおりと言ってくれればこんな思いをせずに済んだのに!
朝からクライマックス
さて、次の列車までの1時間をどうやって過ごそうか。
中津駅までが多少の距離なら朝から1時間走行して列車に乗るというのも1つの手です。しかし、本番前におよそ60kmの行程を走るのは現実的ではありません。
そこで私が今回のプランで提案したいのはこれです。
フェリーターミナルより1本西へ外れた国道10号線に出ると目の前にあります。ちょうどオープン時間を迎えたばかり。イートインスペースもあるので、少しゆっくりさせていただくことにしました。
朝早いのに少し初夏の予感がします。窓は真東を向いており日差しがきつく暑いので、影になるコーナーに座らせていただくことにしました。
7時9分の会計で私が最初の客だったようですが、その後もお客さんは途切れ途切れでやってきます。混みあうことはありませんでしたが、この時間で5分に1人くらいの入店ペースのようでしたからまずまずでは無いでしょうか。
さて、今回いただいたのはこんな感じ。
最初に選んだのはド定番のクロワッサン。そして、左下に見えるのがベイクドチーズクリーム、そして右上はなんだかわかりますか?なんと、クリームパンなんです。POPを見た時は二度見してしまい、思わずトングで逮捕。オープンから9時まではコーヒーが100円というのも嬉しいですね。
ベイクドチーズはパン屋さんで見かけることがほとんど無いので、食べるのは久々です。少し酸味が効いた味は絶妙。しかも、柔らかすぎてポッキリ折れてしまいそうです。んー、これは美味しい!
2つめは、見た目の奇抜なクリームパン。上に乗った固形クリーム?と中のカスタードのバランスが絶妙!パン質は完全なもちふわ系。柔らかくて潰してしまいそうです。
そして、最後にクロワッサン。これは…普通かな。平均点は超えますが残念なのはバターの味があまりしなくてシンプルすぎる感じ。そうすればくどくもなるか。口直しには程よい感じです。
チーズフランス(税込180円):★★★★★
焼きチョコデニッシュ(税込160円):★★★★★
クロワッサン(税込150円):★★★☆☆
今回のポタリングではメイプル耶馬溪サイクルラインにあるパン屋さんで朝食をいただく予定だったのですが、それは遅い朝食としてとっておきましょう。
別府大学駅へ
少しゆっくりさせていただくと列車までの時間はおよそ30分ほど。
さあ、国道沿いに北上です。大きめの国道で歩道も広めで走りやすい印象です。
そして、とても駅に見えない建物の中に改札口が潜んでいます。
ここから中津駅までは1,290円。通勤客はまばらな感じですね。
この場で輪行バッグへ自転車を収納です。
なお、券売機はあるものの自動改札ではありませんでした。
乗る列車は反対側のホームなので反対側へ渡ってきます。
到着した列車は人がぎっしりで、どうしようかと思いましたが大半はこの駅で下車するようで一安心。それでも自転車をドア付近へ置いて座るのはなかなか手ごわい感じで、一番後部でずっと立ってました。
日豊本線の普通列車は2両編成のワンマン。快速や急行という列車は存在しないようです。窓が非常に大きくて眩しそうに感じますが、外から中が見えないくらい濃い遮光フィルムが貼ってあります。
ローカル線なので古い車両が使われているんじゃないかと思いましたが、新しい上に内装はお洒落で大阪環状線は完敗です。それでも、走行スピードはローカルそのもの。単線なので駅によっては交差のため停車時間が6分あったりとのんびりしています。
この列車の終着、中津駅まではおよそ1時間15分かかりました。
いざ!メイプル耶馬渓サイクリングロードへ。
自転車を取り出し、走行準備完了です。
さて、このメイプルという意味ですがみなさんご存じですか?私は甘い蜜のことだと思っていたんですが、カエデのことみたいです。確かに案内板などにカエデの葉が描かれています。
ここからサイクリングロードまではしばらくあるのですが、大きな案内板が設置されており、地図と照らし合わせて走らなくても迷うことはないと思います。ただし、サイクリングロードの起点は気づかない間に通り過ぎていたようです。
走り始めておよそ7.5km地点で初めてメイプル耶馬サイクリングロードへ既に入っていたんだと気づきます。
写真は独立したサイクリングロードに見えますが垣根が高くそう見えるだけで右には県道675号線が走っています。どうやら、まずは青の洞門が1つの見所のようですね。まずは、そこへ向かってあと8kmを進むことにします。
【参考】青の洞門 | 大分県中津市
ちなみに、今回のポタリングにあたって予備知識は殆ど入れてきませんでした。自分の目で見て気づいた所に立ち寄るのがポタリングの醍醐味でもあるからと考えているからです。そんな考えは災もあって、家に帰ってきて公式サイトを見返すと見どころを逃していることも結構ありました。
やっとサイクリングロードらしさが!
走り始めてからおよそ10.5km地点。
初めて、サイクリングロードが独立します。
しかしながら、手入れされているとはとても言えなくて、こんなふうに見えているのはまだ良いほうで、場所によっては欠片しかのこっていない案内もありました。道は左右にひび割れて、そこに短い草が生えているために凹凸がある感じです。
すぐに廃駅の1つがありました。低いですが、これが大分交通耶馬渓線の野路駅ホームみたいですね。
上には一般の建物が立っていて駅舎はまったくありません。ここからもそうですが、進路上に分かるように案内が立っていないので、周りを見ながら走らなければ見逃してしまうところが沢山あります。観光地として整備されている感じではないですね。
廃線跡を色濃く残すと思ったのがこのトンネル跡です。
トンネル右に付いているプレートは登録有形文化財とありましたが、解説などは一切ありませんでした。かつて存在した姿に思いを馳せることは中々難しいようです。
この辺りは木々に囲まれており、かなりひんやりしていました。なお、サイクリストは今のところ一人も見かけていません。
整備状況はやはり良くなく、落ち葉が堆積していました。
走ると落ち葉が後輪と泥除けの間に巻き込まれてしまうのです。
分岐してから、ここまでは1km以内で、印象に残った雰囲気や見どころを振り返るとここに大きく集約されていた気がします。悪路を超えたら異音の原因である挟まった落ち葉を取り除いて再び走ります。
青の洞門と。
中津駅からおよそ15.5km地点。
再び県道の道沿いに戻ったサイクリングロードを走ると、青の洞門が左にあると案内が。とりあえずは向かってみることにします。サイクリングロードのすぐ脇にあると思っていたのですが、少し反れるのですね。
手掘りのトンネルということ以外はわかりませんでした。
うーん。こんなものかなあ。見どころにしてはインパクトに欠けるかなあ。
とその時には思っていたのですが耶馬溪の見どころの1つが、この青の洞門を越えた所にあったらしいです。
なんじゃそらーーーー!
案内板くらい出しておいてほしいものです。下調べしないと最も見ておかなければらないところを逃すのかもしれないのです。
そんなわけで新日本三景となった耶馬溪の1つ競秀峰から僅か300m手前の青の洞門で外に向かってCurve D7を撮影して満足していたのでした。結局、今回のポタリングでは耶馬溪と名の付くサイクリングロードを走りながら耶馬溪を目にすることはなかったのです。
再び、県道へ戻るとすぐにオランダ橋の案内が。
右を振り返ると確かにありました。
【参考】耶馬渓橋 | 大分県中津市
当初の予定ではこの橋の横にある小谷瀬パン工房へ立ち寄る予定だったのですが、ゴールまでまだ半分以上残しながら1時間半を経過。現在時刻は10時40分。ゴールで温泉を考えていたので12時には到着しておきたい・・・そんな考えで逆算するとここまでの走行時間と同じ時間で20km以上走らねばなりません。
さすがに、余裕も無くなってきてペースを上げざるを得ませんでした。こりゃあ、昼食は無理だなと悟ります。
急げ!急げ!急げ!
メイプル耶馬溪サイクリングロードの案内が今までは青の洞門であったのが、次は耶馬溪サイクリングターミナルへと変わります。
全体の案内板を見たら、ゴールまではおよそ18km。ちなみに今、10時56分。
自分のペースでは10kmを1時間と考えているので、こりゃあ大ピンチです。
メイプル耶馬溪サイクリングロードは川沿いを進むサイクリングロードになっています。そして、川は高い場所から低い場所へ流れるのです。つまり、緩やかながらも坂道を上がっているのです。青の洞門からおよそ5kmのここ20km地点からやや苦しくなります。
景色は勾配がないように見えているのですが、気づけばギアの段数は低くなっています。そうなると、スピードは当然落ちるのです。グラフを見返してみると、それまでの安定していたスピードが明らかに落ちていきます。今までは、意識もせずまったり走っていたのに、意識してもスピードが上がらないのです。
時間は11時6分。
思わず行き過ぎて、急ブレーキで戻った平田駅跡。中津駅から走りだして23km地点です。
ホーム位置が低いのでそれらしさは殆どありません。
まったり走るのであれば疲れもしませんが、ペースアップを意識するとふくらはぎが一瞬攣りそうになる症状がでます。シャカリキに漕いでいるわけでも無く気持ち1.2倍なのに、結構足には来ています。それでもペースは全く上がる気はしませんでした。
サイクリングロードが独立している場所では、稀に一般道と交差する地点もあります。その場合、こういったブルーで舗装され迷わないような気遣いがあります。
時間は11時42分。
およそ走行31.5km地点で明らかに駅跡と分かる場所がありました。そうですよ、このくらいの演出は欲しいですよね!建物は公衆トイレになっています。
次はもりざねおんせんとなっていますからゴールはもうすぐのようです。
時間は11時56分。
目標の12時到着は難しいですが、あと4kmなのでなんとか問題ない範囲に入り、少し安堵します。
そして、35km付近には再び駅跡が。
調べてみると下郷駅の駅名票がおかしいようですね。こういうのはどうなんだろう・・・。雰囲気は出ていたのに残念ですね。そんなことより・・・
白地駅…上が畑になっとるがな!
温泉施設へ到着だ!
なんとか、コアやまくにへ到着します。しかし、メイプル耶馬溪サイクリングロードのゴール案内は一切ありませんでした。ここに温泉があるのかと思いきや…じつは全く関係ない施設で、調べると少し戻った所にあることがわかり急いで自転車を走らせます。大事な時間をロスです。
そんなわけで到着です。時間は12時15分。守実温泉という温泉施設があるのかと思いましたが、この地域の温泉のことを指すようですね。
この辺りに温泉施設が密集しているのかと思いきやこの「やすらぎの郷やまくに」だけしか無いようです。
【参考】やすらぎの郷やまくに | コアやまくに
温泉で長湯することは無いので、時間は充分です。早速温泉へ。
料金は400円。ロッカーは10円です。
温泉は貸し切り状態でした。かけ流しの温泉で疲れを流します。時間は気になりますが温泉内にも時計があって安心して過ごすことができました。
なんだかんだで、パス出発の10分ほど前。ここからバス停を目指します。それほど距離はありませんが、折りたたんで輪行バッグへ収納する必要があるのでその時間を考えなければならないのです。
緊張のバス
バス停「守実温泉」の場所を調べてこなかったので、最も分かりやすい郵便局近くのバス停「山国役場前」へ向かいます。12時55分に到着し、残り時間を気にしながら準備です。残り時間は6分です。
これまで数々の経験を積んできました。
その経験を活かし落ち着いてミス無く、そして素早く準備を行います。
あとはバスを待つだけです。
走行結果
時間を過ぎてもバスが現れないので少し焦りました。
何か運転手に言われれば終わりだ・・・と思いましたが輪行バッグに対するツッコミはありません。低床で乗りやすく、入り口からすぐの優先席に座ります。
あとは1時間ほどバスに揺られて中津駅までゆっくりするだけです。
しかし、お腹が減りました。
近くにある「道の駅やまくに」にはかぶりつき定食という名物のから揚げ定食があり、これを食べたいと思っていたのですが、温泉と天秤にかけて、結果はご覧のとおりです。
そして、この後余裕を持っているはずがとんでもないことに気付くのです。
恐るべしローカルの地。
Cyclemeterの走行詳細データはこちら。
やや駆け足でしたが、メイプル耶馬溪サイクリングロードは概ね満足です。ただ、町として盛り上げようという気運が低いのか整備のされていない単なる自転車専用道になっている感じです。道沿いにはお店や自販機もあまり無く、立ち寄る場所もありません。
観光スポットに対する解説などを記したプレートやモニュメント、記念館もありませんし、印象に残りにくいのは少し残念です。
【参考】バイクライド | メイプル耶馬渓サイクリングロード 近辺 | タイムと記録 | Strava
2016年5月19日木曜日
バイクタイム: 2:29:20
停止時間: 1:03:59
距離: 40.53km
平均スピード: 16.29km/h
☆累計走行距離: 803.3km




























