今回は一昨日までコロンビアで開催されていた【ラテンアメリカ選手権】に帯同した親御様の感想を掲載致しました。
普段から息子さんの野球を応援しているお母さんが経験した「常識を覆す逆転劇」とは何だったのでしょうか?
野球を本気で愛する人が持つ人間性が好き、と話していたお母さんは涙を流しながら子供たちのミーティングを聞いていました。
子供の経験が親の人生も変えることを改めて感じた内容でした。
コロンビア遠征にて
この度ラテンアメリカ野球選手権大会 コロンビア遠征に保護者として帯同させていただきました。
まず、始めになぜ「帯同」したかと申しますと一番の多きな理由は、子供達が国際大会で野球をする姿をリアルタイムで観てその空気を感じたかったのです。
正直、今までは小学生の子供達が海外で野球をするというプロジェクトに知識はなく、なんとなくの平面的な角度で捉えておりました。
日本から30時間近い移動の末、気候も空気も景色も言葉も違うコロンビア到着。
大人の私でも何が現実なのかわからない感覚でした。子供達はなおのことだったと思います。
日本とは違う雰囲気の球場で子供達が野球をしている姿を初日はぼんやりと眺めていました。
日本で少年野球を必死に頑張ってきた子供達がコロンビアの球場でコロンビアの景色を背景に野球をしているのです。
とても不思議な感覚でした。同じ野球なのに、どこか違うのです。
今までこの子達は日本の中の更に小さな枠の中で野球をやっていたんだな…ということに、ハッと気付いたのです。
世界を感じた瞬間でした。私自身も限られた枠の中で生活していたんだ…と。
日本の文化を否定するわけではありませんが、私達日本人はいつも守られ安心した生活をおくれる反面で想像力、発想力、心の表現力が欠けてしまっているように思えました。
何事にもポジティブな発想がもっともっと出来たら、そしてその殻を破ることが出来たら世界は広がるのではないでしょうか。
まずは私達「大人」、私達「親」がその事に気付く事がスタートのように思います。
子供達は大人が作った環境の中で生活しているわけですから…。
国は違っても、みんな同じ「一人の人間」。秘めた可能性が沢山あるはずです。海外遠征だからこそ気付ける事です。
まさに、私にとって今回の経験は常識を覆す逆転劇でした。
日本の良い文化を大切にしながら、「世界」を背景に人として大きく生きていきたいと心から思います。
そして、子供達には選択肢と希望に溢れた未来があって欲しい!と心から思います。
国際野球を通じて、人生を学べる。
色川冬馬監督、阿部翔太コーチ、出会えた全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

